■ 西三河英語サークル4月例会
2005年4月
 4月22日に例会を開きました。

1 弘山先生(高)

(1) 音読のすすめ
 授業の予習・復習では音読を20回するようにと、指示しています。また、チャンクごとに区切り、縦に並べ、その横に日本語の意味を載せた「バイリンガル練習用プリント」を渡し、ペアで同時通訳式に練習するようにも言っています。CDを使ってシャドーイングに挑戦するのも勧めています。毎日15分の音読を奨励しています。
(2) 副教材を利用して
 副教材「One World, Different People」(エスト出版)を利用した授業です。テキストのQ&Aのほか、穴あき和訳文を渡し、訳を完成させたり、キーワードを与えてサマリーを作る練習をしています。サマリーを作る練習では、AETにサンプル文を作ってもらいました。
(3) 韓国を知る
 教科書に韓国についての課があり、インターネットで資料を探したら、万博のサイトにたどり着きました。そこに、韓国の歴史についての資料があり、授で紹介しました。今、韓国、中国と日本で歴史認識の違いから摩擦が起きています。日本の植民地時代の韓国を紹介しました。

2 古井先生(高)

・授業の工夫
 1年生の授業で、辞書引きの練習をしました。発音記号を載せて単語を考えさせたり、似た意味で違いを調べさせたりしました。
 予習としてノートに英文などを書く方法を次のように指示しました。まずノートの左ページに英文、その横に単語を書きます。右ページに調べた単語の意味、その横に英文の日本語訳。こうすると、ノートを開いて左右対称になり、テストでも勉強しやすくなります。
 授業ではRead & Look UpやShadowingを取り入れた音読をたくさん入れています。本文を1回音読したら星印を書き込み(「星読み」と呼ぶそうです)、ミシュランみたいに5つ星になるように、と言っています。

3 村瀬(高)

・Readingの授業
 2年の選択の英語の授業では、和訳をしない、音読にタスクを加えた授業をおこなっています。授業の流れは次のように行っています。
  1. CDに入っていたオーラルイントロダクションをリスニング教材として、各課の導入に利用。
  2. 新出単語の意味をチェック。
  3. 音読(コーラスリーディング)1回目。この時、新出語以外でわからない語があれば教科書に丸をつけるよう指示します。
  4. 音読の後、そのわからなかった単語をグループで相談、辞書引きなどします。
  5. 音読2回目。今度は、教科書に書いてある日本語のQ&Aについて、読んだあとに答えを書くよう指示。このQ&Aは2,3問程度の簡単なものです。そして答えあわせ。
  6. 音読3回目。今度は、英語のQ&A(10問)のプリントを渡し、音読のあとに答えます。英語だけでなく、日本語でも答えるよう指示します。
  7. 生徒が英語のQ&Aを書いている間に、教員が重要表現を黒板に書いておきます。Q&Aが終わった生徒からそれをノートに書きます。
  8. プリントの答え合わせをして、重要表現を確認します。
  9. 最後に音読して終了。
 どのプリントも、B5サイズの上・横を少し切り取っておき、ノートに貼りやすいようにしておきます。

(2005年10月30日)
(連絡先:村瀬敏浩)