■ 神奈川新英研11月例会報告

2000年11月
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3月7月10月11月
 11月18日(土)大倉山記念館にて、13名の参加で開かれました。

(1)ビデオによる中学校の授業研究
「中学1年生、教科書の内容導入とReview」

(佐藤真帆先生・普連土学園中学校)

 There is, There areの構文を扱った教科書の内容をどのように導入するか、またReviewをどのように行うか、ビデオで紹介がありました。

 しっかりした方針に沿って実にテンポ良く、1時間めいっぱい活動させて定着をはかっている授業でした。フラッシュカードの使い方が鮮やかで、先生の明るい表情、トーンに引き込まれるようで、たくさんの生徒に発言させて励ましの言葉を惜しまずにかけてあげている点など、決まった手順でもマンネリ化せずに生徒の集中力を持続させる術を身に付けていらっしゃいました。

参加者もすっと引きつけられてしまった魅力的な先生でした。急なレポーター依頼にもかかわらず、さっとビデオを持ってきて下さったのにはびっくりしてしまいましたが、校内でお互いに授業研究をしていく雰囲気が日常的にあるというのも素晴らしいと思いました。

(2)「4年間の英語劇の指導を振り返る」

(萩原一郎先生・港北高校)

 過去4年間、生徒と一緒に作り上げ、文化祭で発表してきた英語劇を総括していただきました。

 3年選択「オーラルA」のメンバーで英語劇にとりくんで4年、Enoch Arden, Cinderella, Run,Melos, Jimmy Valentineと上演してきました。毎年文化祭後の例会で発表していただいていましたが、今回は、1学期の授業での仕込み、つまり声を出すことの楽しさを実感させるために感情を込めてせりふを言わせて徹底的にほめていくやり方をとっているという部分を、実際にワークショップ形式で参加者も楽しんでみました。

 参加者からは、継続してきたことで生徒の力が伸びていると感じた、生徒自身、達成感が大きく、思い出に残ると思う、という声が多く聞かれました。

(連絡先:中村康雄)