■ 神奈川新英研7月例会報告
2000年7月
7月15日(土)大倉山記念館にて、14名の参加で開かれました。
(1)実践報告「生徒を引きつける授業プリント作り」
(岸野稔先生・県立新城高校)
岸野先生のもとには学年が変わって授業を担当しなくなっても、授業用のプリントをもらいにくる生徒がたくさんいるというのも納得のいく、楽しい「仮定法」のプリントの紹介でした。
「仮定法の考え方」が実によくわかる、具体的な場面設定があり、仮定法過去、仮定法過去完了まで、とても整理されていて丁寧に説明されたプリントでした。
岸野先生の生徒への深い理解と愛情を感じるプリント作りで、とても参考になったとの感想が多かったです。仮定法の指導方法に関して、参加者の中で議論が深められました。
(2)実践報告「歌を通して楽しく英語を学ぶ」
(勝見政代先生・横浜・岡津中)
3年間で扱った曲の紹介、そして、特に評判が良かった曲についても発表がありました。
どんなふうに授業の中で取り上げたかというと、
- できるだけ文法事項に合わせて取り上げた。
- 歌詞の聞き取りをさせた。
- 楽譜のあるものはそれもプリントに載せた。
- 同じ歌を違う歌手で聞き比べた。(So Much in Love, In My Life, True Colors, Country Roads, Eternal Flame)
- ビデオを見せた。
- 実際に体を使って歌った。(Are You Sleeping, Seven Steps, Heads, Shoulders, Knees and Toes)
お薦めの曲としては、
- Tie a Yellow Ribbon(感動的な実話に基づく歌)、
- Gone Too Soon(Michael Jacksonがライアン・ホワイト君(エイズで死亡)に捧げたバラード)、
- 「完了3兄弟」(だんご3兄弟の替え歌で勝見先生の作詞)
その他日常の授業の中で「英語チャレンジシート」を用意して、英語で会話、教科書暗記、英語の歌を歌う、宿題、復習でノート2ページにつきハンコがもらえることにしているという工夫も紹介されました。
参加者からは、勝見先生はとても歌が上手で、ご自身が楽しみながら色々な曲の発掘をされているのが印象的だったという声が多く聞かれました。
(連絡先:中村康雄)