■ 埼玉新英研9月例会

2004年9月
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 9月例会は9月19日(日)に開かれた。

英語教員研修について

 田中渡、伊藤久美子さんから、英語教員研修についてうかがった。昨年からはじまった研修だが、今年は、昨年よりもよくなっているようだ。県の場合と、さいたま市の場合のちがいや、中高のちがいはあるが、戦略構想などについての講習がまずあり、教授方法に関する研鑽と、ネィティブによる「英会話」の研修が組み込まれている。

 強制的に割り当てられるというのは、問題だが、さまざまな教師と顔を合わせることができるという意味では、とてもよい機会とも考えられる。

 内容として、普段、あまり英語を使う機会がないので、英語力アップを望むといっいう意見もあった。反面、お遊びみたいな英会話の練習よりは、授業に関する力量を高めるために、教案や教材を持ち寄り、検討することができたのはよかったが、模擬授業などは、中途半端のようであった。パフォーマンス評価というような新しい概念が出されても、自己表現の作品を共有したり、修学旅行でピースメッセージに取り組むのは、まさに、パフォーマンスなのであり、現場の蓄積は、間違っていないとも確認できた、また、東後勝明さんは、授業は、人間形成であり、心とこころのふれあいであると、話され、スキル重視の研修のなかで異彩を放っていた。これに、もっとも共感できたとのこと。

 さいたま市では、無記名でのアンケートがとられているので、本音が反映されて、改善されているのでは、ないかとのことである。研修を左右するのは、講師である。ある、ネイティブスピーカーは、参加者をはげましながらすすめた。さいたま市での場所や昼食の案内など、情報不足であったり、管理的な対応など、人権問題とは言わないまでも、常識的な扱いが望まれる。

 英語の研究会への出席で代替するという具申を、ある学校長は、了承しなかったが、発表者になっていて、1日欠席するのは、認めたという事例もあった。内容や制度面で交流をして、改善点は、申し入れる必要がある。

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(連絡先:浅川和也)
(2005年1月14日)