■ 第4回こもれび塾12月例会報告

2008年12月
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8月10月12月

阿原成光さんのレポート

 12月のこもれび塾は11月に続き阿原成光さんのレポートでした。いつもと違う会場で、かつ学期末の多忙期、4人という少ない人数で始まりましたが、西東京市内の中学校より初めての方も参加され、何でも気軽に話し合えるアットホームな会となりました。ハッピーコミュニケーションタイムー一人一人が英語で自己紹介ーで始まり、体を動かして人称を学ぶウルトラマン人称体操を楽しみ、センテンスビルディングカードをやりました。何のためにそれをやるのか、といった目的論も含め、それぞれの授業の悩みを出し合い、論議を深めながら深く学ぶことができました。

当日の阿原さんの言葉より

  • 「文法はしっかり教える必要がある。しかしそれが何のためなのか。自己表現、子ども同士のコミュニケーション活動を育てるため。」
  • 「文法用語はできるだけわかりやすく言う。」
  • 「自己表現をさせると、身につき、忘れられなくなる。習熟できる。」
  • 「授業とは口頭練習をする時間。ポイントは一文(ちょっと変えれば自己表現に使える文)を徹底的に言わせて口で覚えさせること。それを全員に一人一人言わせて、ペアでも言わせて等口慣らしの練習をちゃんとさせてやること。そして必ず音声で自己表現させること。」
  • 「英語の自分の声の音をどれだけ自分の中にためるか、が大事。それも心・強弱・区切り・流れ読み&英語らしく発音で」
  • 「一文を徹底的に習熟させそれを自分の表現につなげる、言葉に色がつき、香り立つように教える・学ばせる」
  • 「センテンスビルディングカードは色で文の作り方を分からせるもの。名詞(主語、目的語)が青、動詞(述語動詞)がピンク、形容詞・副詞(補語・修飾語)が黄色、前置詞・接続詞(修飾句・節)が黄色、の3色。ボードが又、色で指定されている。違う色は置けないので自分で考えておくことで、能動的に学べる。」
  • 「分かっている教師が頭で説明するのでなく、子ども自身に感じさせるように。」

参加者の感想

 よく分かっているはずの生徒が三単現のsと複数のsを混同していた。分からせたつもりで入ってなかった。徹底的な練習、音声及び文字での自己表現、センテンスビルディングカードでの理解ーこの3つをしっかりさせたい。

(連絡先:安部直子)
(2009年4月7日)