■ 第2回こもれび塾10月例会報告
2008年10月
10月3日(金)に第2回こもれび塾がありました。第1回は、松下里美さんのレポートで『新英語教育』12月大会特集号に載りましたが、今回も大会の第5分科会で報告された安部直子さんのレポートでした。慶應大学で9月15日に開かれた集会で、江利川春雄さんが「これからは協同学習が大事だ」とまとめておられましたが、関連してぜひお知らせしたい子どもの声がありました。
「グループチャレンジがあってよかった
~1学期期末テストみんなのエッセイより~」
安部直子(田無第一中学校)
生徒の一番の教師は生徒なのです。仲間の刺激が一番なのです。そのことがよくこのエッセイには出ています。そして、家での学習へと質的発展した経過もよく述べられています。
このエッセイの白眉は最後の英文です。きっと、「グループチャレンジは好きではなかった、が、いま好きになりつつあります」というつもりでしょう。この文に感動します。
「私はグループチャレンジは正直覚えるのがめんどくさくて嫌でした。でも、友達が英語の発音がすごくよくてかっこいいなと思い、一回グループチャレンジの練習を家でしてみたら次の日ちゃんと覚えてて学校でやったページがすこしずつ読めるようになってきてそれがすごく嬉しかったです。今まで嫌いだった英語の読みが一回のきっかけでやりはじめたらどんどん楽しくなってきて気がついたら『嫌いじゃないかも』って思えるようになりました。
I was not group challenge, But I liking group challenge now..」
6年間英語を勉強して話せもしないという国民的不満にこたえるのは単純ではありませんが、一つには英語の教師が教えたらあとは自分で復習しなさい、という無責任教育があると思うのです。大体日本語とすごくかけ離れた英語の音声を身につけることは大変なことです。しかし、一人じゃない、みんなといしょだ、という気づきはこの困難な壁を乗り越える大きな勇気になります。I was not group challenge, But I liking group challenge now..」
生徒の一番の教師は生徒なのです。仲間の刺激が一番なのです。そのことがよくこのエッセイには出ています。そして、家での学習へと質的発展した経過もよく述べられています。
このエッセイの白眉は最後の英文です。きっと、「グループチャレンジは好きではなかった、が、いま好きになりつつあります」というつもりでしょう。この文に感動します。
(文責:阿原成光)
(連絡先:安部直子)
(2009年1月22日)