■ 第33回 こもれび塾10月例会報告
2012年10月
第33回(2012年10月5日)のまとめ
「お祭り英語授業とは?ビデオより考える」 阿原成光さんの授業ビデオ「生まれて初めての英語の授業」を視聴、「お祭り英語授業」とは何か、どうつくるのか、を論議しました。英語教師志望の学生の方からの素朴な疑問・質問に現役の教員がお答えする中で、初心に戻り、改めて教育とは何か、授業作りとは何か、を問い直すことができた会になりました。
意見・感想等
- 授業作りの到達目標を決めること。そして決めたら絶対引かない。責任持ってやらせる。「このくらいでいいかな-。」とか「時間ないかな。」と思ってしまいがちだがそれではいけない。
- 腹の底からドーンと声を出す、出させる=お祭りの基本。それを授業でさせる、ということ。
- 一人ずつ言わせて評価する。一人ずつ言わせるということは、学びを保障する、ということ。"Good!"を大げさに力強く心込めて言う。
- 子どもたちが刺激を受けるのは仲間から。だからみんなに言わせることが大切。それが学び合いになっていく。
- 子どもは言いたいことがあるし、自己表現したいけど、言い方がわからない。なら言い方を教えてやり言わせる。言いたいことを声に出させる力をつけさせる。
- 声を出すことは人間として生きること。それを教えていくと子どもたちも分かってくる。
- 授業作りは、何のために何をやるのか教師が考え、明確に指示を出していきやらせる。その意味では子どもの側からすれば言われたことをやるのだから最初は受動的、であるが、その中身がすぐに能動的なものになるべき、ということだろう。自己表現、自分の心を通った言葉としてペアに、クラスに伝える、伝え合う活動になっているかどうか、ということ。passive→active、つまり、passactive、ということだろう(造語)。
- 生徒達が見よう見まねで一生懸命やっているのが見れてよかった。授業の目標を持ち、簡単に引かないのが大切、とわかった。
- ビデオを見て、子どもたちの声がとてもよく出ていると思った。どうすればあのように声が出るのか。
- 先生が笑顔で授業されているのがすごくいいと思った。又、手拍子とか、本当のお祭りのようで、こんな授業なら子どもたちも楽しいし、英語が好きになると思う。
- 心が解放されないと本当の学びになっていかないのだ、と気づいた。
(連絡先:安部直子)
(2012年11月26日)