新英研―全ての子どもたちに 外国語を学ぶ喜びと 平和な未来をひらく力を

現地実行委員会~現地だより5

平和と命の尊さをいっしょに学びませんか

事務局次長・広島県立高陽東高等学校 望月 照己

江種祐司先生による被爆の証言

 3日目のテーマ別分科会の1つに「被爆の証言」を計画しています。
 先生(元中学校 音楽の教師)は,17歳の時に爆心地から4.1キロ離れた金輪島で被爆されました。
 原爆投下直後の様子を自身で描かれた絵や貴重な写真などを使って説明され,いつも最後に,「平和とは,人間が生きる喜びを持つことができること」といつも熱く語られます。ぜひお聞きください。

オリジナルの平和教材がいっぱい

 広島には,平和の文化があり,たくさんのヒロシマに関する本や平和を願う歌などがあります。その中から一押しの2つを紹介します。

(その1)
「Hiroshima Peace Park Guide」
 この本は,平和のためのヒロシマ通訳者グループによって発行されCDも付いています。

爆心地
 ここが爆心地です。原子爆弾はこの島病院の上空約600メートルのところでささく裂しました。このあたり一帯の地表の温度は3,000℃から4,000℃になりました。鉄の溶ける温度が約1,500℃ですから,あの日,この場所は私たちの想像をはるかに超える熱さだったでしょう。
This is Shima Hospital. A-bomb exploded almost 600m(approx. 2,000ft) above the hospital.
This is known as the hypocenter. The temperature at ground level in this area reached between 3-4,000℃(approx. 5,400-7,00°F.) Steel melts at a temperature of nearly15,00℃approx. 2,700°F), and so the heat generated here on that day must have been beyond anything we could imagine.

(その2)
 広島でたくさんの平和の歌が生まれました。その代表的な一つに,山ノ木竹志 作曲,山上茂典 作曲の『ひとつの歌から』という歌があます。紙面の都合で1番だけ紹介します。

1.ひとつの歌から すべてが始まる
  歌よひろがれ 心にとどけ
  歌よひろがれ 心にとどけ

 そして三原市の元高校の英語の先生が,次のように英訳されました。

1.Everything will begin with just a single song.
  May the song go and reach to everyone's heart.
  May the song go and reach to everyone's heart.

 2011年3月11日に起きた東日本大震災を眼にして 山上さんは,「心つなごう(2011年3月11日)という曲を創られました。

悲しみに包まれて 涙があふれても
私たちは 乗り越えていくだろう
手をつなごう 愛をつなごう
手と手 つなごう 乗り越えていこう

 販売コーナーでは,ヒロシマに関する本や平和の歌のCDも販売します。

みなさん!
広島に来んさい
待っとるけーね