新英研―全ての子どもたちに 外国語を学ぶ喜びと 平和な未来をひらく力を

現地実行委員会~現地だより4

「うたごえは平和の力」「うたごえは生きる力」
(文化行事 広島合唱団)

広島市立大州中学校 角崎 祐美

原水爆禁止運動とともに

 1954年(昭和29年)メーデーの前夜祭職場合同合唱に出演した200名のうち、60名が5月4日に合唱団を結成しました。今年で創立58年です。
 団歌の一節に ♪ノーモア原爆のために立つ うたごえは広島合唱団♪ と歌われているように、原水爆禁止運動とともに歩み「うたごえは平和の力」「うたごえを生きる力に」を合言葉に、歌声うんどうの一翼を担い、自主的・民主的な音楽運動として歌い続け活動しています。
 また、ノーモアヒロシマコンサート、ピースウェーブコンサートや1995年と2005年の日本のうたごえ祭典、2009年の「山ノ木竹志とその仲間たちコンサート」「全国教育のうたごえ祭典」2010年の「山ノ木竹志をうたうコンサート~今歌わずにはいられない~」などを多くの仲間とともに開催してきました。
 団創立50周年記念のCD「ねがい」山ノ木竹志作品を集大成したCDブック「歌わずにはいられない」等も発行しています。福祉・障がい者団体や文化・労働・女性などの団体との交流の他、修学旅行生や中学生の平和学習の場でのミニコンサート、地域に出かけてのまちかどコンサート、うたごえ喫茶開催などの活動も行っています。

「ねがい」の誕生

 前述したように、広島合唱団は、修学旅行生や中学生にミニコンサートに出かけて下さいます。新英研の紙面でも登場したことのある 世界一長い歌「ねがい」は、広島市立大州中学校と広島合唱団の交流の中で生まれた曲です。生徒の平和学習の思いを読んだ 当時副団長であった新江義雄さん(作詞家名 山ノ木竹志さん)が、生徒の言葉を詞に編み込み、合唱団の指揮者である たかだりゅうじさん がその詞に曲をつけました。 その曲を大州中学校では毎年行われている3年間の思いを歌と言葉でつづる卒業集会で、3年生が後輩たちに歌ったのです。
 この「ねがい」の他にも、平和や命の素晴らしさを歌う多くのオリジナル曲があります。
 広島合唱団のうたごえは、やさしく強くまた さわやかで熱く 美しい響きです。瀬戸内の宵に、聞く人の心を温かく幸せにしてくれます。ご期待ください。

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大会のシンボルマークが
完成しました

広島大会ロゴ
 一羽のハトが、オリーブの葉をくわえ飛んでいます。嵐の後に、新英研の文字とともに希望や喜びを運んでいます。
 このシンボルマークのように希望を運ぶ大会を目指します。