■ 群馬新英研4月例会

2006年4月
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群馬新英研4月例会

 4月例会は16日(日)に「実践交流:第4回なんでもワイワイ塾(第1部)」として開催しました。

報告1

北川慎一さん(埼玉県立本庄北高校) 
北川さんはこの4月に本庄北高校に赴任して、1年生を教えることになりました。5クラス200人定員のところ121人でのスタートになった今年の1年。学習意欲や学力での二極分化が顕著で、授業アンケートの「英語は好き=10%」「英語は嫌い=80%」という結果が生徒の実態を示しています。
学習困難な生徒が多いなかで、「赤点を出さない」ために日常的な授業の取り組みを「スタンプ」で評価し、その累積で「成績をつける」という方法を取っています。

  1. 定期テスト<中間・期末テスト>140点
  2. 授業スタンプ 20点 
  3. 辞書引きスタンプ 20点 
  4. 自己表現・歌詞プリントスタンプ 20点 
2.~4.をやり切れば定期テストが不十分でも赤点にはならないという訳です。
授業展開は、
  1. すべての語にカナフリをさせ、読み練習
  2. 単語の意味を各語の下に書かせる
  3. 動詞に赤マルをつけさせる
  4. 訳を言わせて、プリントに記入させる、
という手順でスタートさせています。
英語嫌いな生徒たちが北川さんと一緒に決意も新たに授業をスタートさせました。生徒たちがこれからどのように変革して行くかたいへん楽しみです。

報告2

加藤(非常勤講師)
  今年度、加藤は県立前橋産業技術専門学校のAdministrative Skill Courseの『応接』という科目で初級ビジネス英語を教えている。教科書はOxford University Pressの「Passport to Work」である。1年生21人中、18歳が18人、他に19、21、22歳の学生という構成である。英語は「好き」が3人、後はみな「大嫌い」と回答。『専門学校に来ても「英語」があるなんてー・・・!?』といった表情である。
  授業開きは、一人ひとり全員と握手をしながら"Nice to meet you!"で歓迎。阿原さん(東京)直伝の"Loudly, Kindly, Clearly"を振りを入れてやったら、お嬢さんたちが乗りのりでやってくれてフムフム!? 机上に置くName Plateを作り、A5版の自己紹介カードに記入の作業。この間に英語で書けない3人への手助けも。
  2時間目は「YES/No BINGO」でチョコレートの争奪戦。自己紹介カードに書かれた内容から英語で質問。出会ってまだ1週間に満たない友だちのことを推測してYes or Noでビンゴカードを埋めていく。学期初めのまだチョットぎこちない教室があっという間に和やかに。
  「Silent Spring」講読はChapter 3 の最初を少し読みました。

「なんでもワイワイ塾」第2部はケーキとコーヒーをケーキ店でいただきながら歓談しました。

(連絡先:加藤彰男)
(2007年1月7日)