■ 群馬新英研2月例会

2006年2月
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2月3月4月9月

群馬新英研9月例会

 2月例会は、18日に群馬高教組第52次教育研究集会・外国語分科会と共同開催で、14人が参加。埼玉北部サークルの北川さんも分厚いレポートを持って駆けつけてくれました。
 教研集会なので、優れた実践をより多くの人に知ってもらおうということで、以前ミニレポートした多賀谷さん(伊東)「SEL-Hiの取り組み」、前田さん(藤女)「Where Have All the Flowers Gone? を読む」に再登場していただきました。

(1)SEL-Hiの取り組み

<多賀谷>「発信型」と言ってきたが「何を表現させるのかについての共通理解があまりないままスタートしていた」のではないか。1年が経過する中で「何を表現させるか。何をもって生徒の力がついたとするのか」の議論がやっと深まる方向に動き出そうとしている。全体的には表面的な会話に流れていて、もっと生徒の生活体験に根ざして、突っ込んで表現させることが必要ではないかと思う。また、教科書のまとめを英語で表現させようとしても、語彙や表現力がまだまだ不十分で難しいと感じている生徒も多い。中学校段階で、基礎と考えられる語彙や文法の定着が難しくなっている現実がある。

(2)"Where Have All ~?"を読む

<前田>生徒の人間関係の難しさが授業にも影響してくる。例えば、「ペア・ワークは絶対ヤダッ!」など。授業実践の2つの柱を①Language learning ②Global learning と考える。今回の実践では、教科書から情報を取り出してプリントに記入していくというものだが、「人に紹介するつもりで書いてごらん」という指示も出したことで、生徒は『どんなことをやるのかを頭に描くことが出来た』と思う。ただただ説明を聞くのみというのではなく、「作業的な」ものと結合させていくことで読みを深められたのでは。
生徒自身の達成感(満足感)というならば、内容のあるものを読んだり暗記したりができた時ではないか。ミスチルの桜井さんがこの歌に訳をつけて謳っている。携帯にダウンロードしてみんなで聞いた。桜井さんは歌の背景を知り、意味を知り自分の詩を作った。君たちも「あなたの詩」を書きましょうと促した。できあがった生徒の作品に2つとして同じものはなかった。彼女たちは自分の生活や思いに引き据えて詩を書いてくれた。もう古い歌かなと思ったが、生徒には新鮮な情報だったのだ。