■ 群馬新英研3月例会

2006年3月
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2月3月4月9月

群馬新英研3月例会

 3月例会は19日に開催。参加は3人でした。平成18年度群馬県公立高校入試問題の検討を行いました。出された意見・感想などを要約して紹介します。

<Listeningの問題>

1:Does this bus go to ~? はnaturalなのでしょうか?
2:visited many interesting placesとありますが語られていることは抽象的でinterestingではありませんね。Londonでどんな体験をしたのかを具体的に知りたいと思うのが普通ではないかしら。No.3の問は面白くない。/ What ~? When ~? の問だけですが、Where ~? があった方が良かったのでは?
3:(2)の自己表現的な問題は「採点基準の統一性」で課題が残りますが、「理由」を含めて答えを求めるのは良いと思います。Greenさんに理由を言ってもらえば、これが答え方のサンプルの1つになるのではないでしょうか。でも、「科目の好き嫌いの理由」を英語で求めるのは結構難しいのではないですか?
  Listeningは押し並べて見てみると結構難しいというか、できる・できないで大きく二極分化するのではないでしょうか?

<Written Testの問題>

5:ここ数年この形式が取られていますが、「内容的には良いものを書いても、語法の間違いで減点される」ということがあります。一方で、安全策として「中身はなくても文法上間違いのない文を書いておく」といった対応をする者もいる。入試ということになれば、やはり基準の曖昧さが問題になるのではないか。(以下略)

<全体を通して>

・高校に入学してくる生徒の学力格差の実態を見てみると、「全体として難しい問題」と言えるのではないだろうか。
・しかし、このレベルを中学3年間の到達目標とするならば、「オーラル・コミュニケーション重視」のあり方や教科書の内容・編集、週あたりの授業時数、クラスサイズや習熟度授業・・・等々、再検討ないしは改善されるべき課題がたくさんあるように思われる。中学校の先生方の骨身を削った奮闘が『英語大好き生徒』となって結実するようにしなくては。

(連絡先:加藤彰男)
(2006年8月27日)