■ 東海ブロック集会

2008年
<<'04年'05年'06年'07年'08年'09年'10年'11年'12年'13年'14年>>
北海道|東北|関東北信越東海関西中国・四国九州

2008年 第36回東海ブロック合宿研究集会


  1月5日・6日に伊勢市で、第36回東海ブロック合宿研究集会を開催しました。 

記念講演

 奥西正史先生の「風雲幻城の31年間」と題した記念講演では、膨大な号数の教科通信「幻城」を拝見しながら、先生の文法・語法への深い洞察、生徒たちとの交わりなどをたっぷりとうかがうことができました。 

レポート


  ついで以下に各県からの報告の概要を紹介します。

 「NEW HORIZONで文法事項はどのように扱われているか」(愛知:服部由紀子先生)は、同書のBOOK1で扱われている文法事項を網羅したうえで綿密な批判検討が加えられている内容でした。「グローバル・ビレッジ」(同:春日あかね先生)では、選択授業という限られた条件下で、ALTと連携して取り組まれた授業実践が報告され、「語源を活用した語彙指導とDLS方式の英語授業」(同:弘山貞夫先生)では、全員がペアワークを行った後で、Dynamic Listening and Speaking Methodによる表現力を伸ばす取り組み、およ び語彙力を伸ばす合理的な方法が報告されました。 

 岐阜から報告された「世界にひとつだけの花〜文化祭の取り組み〜」(磯海智沙先生)は、特別支援学校の5人の生徒たちとともに、英語版「世界にひとつだけの花」の合唱に取り組んだ感動的な内容で、ついで「オーラルコミュニケーションでの取り組み報告」(黒田春彦先生)は、クラスの生徒全員に「独自のツアーパンフ」を作成させたもので、素敵なパンフの完成品が回覧されました。 

 静岡からはまず「英語『多読』授業の現状と今後の課題」(林剛司先生)が報告され、自らの体験をもとに多読の有効性がデータとともに情熱的に語られました。また、『陳昌鉉さんの講演とバイオリンコンサート』が実現するまで」(枝村泰代先生)は、COSMOSⅡの"The Mystery of the Violin"で取り上げられた陳さんを招いて、講演会・演奏会を実現させるというダイナミックな取り組みであり、「米国西海岸修学旅行の取り組み」(山口良二先生)では、英語によるプレゼンなどを加えた重層的な修学旅行の指導が報告されました。 

 現地の三重からは、ALTの協力を得ながらスピーチや英語劇にまで発展させた「スピーチや英語を用いての自主映画制作」(藤田賢先生)と、英国短期留学で自ら体験された「Writingのスキル・アップのための指導」(窪田裕子先生)が報告されました。 

 2日間を通して25名の参加があり、それぞれが明日の英語教室への希望を抱いて解散しました。

(文責/連絡先:三重事務局担当 森川正美)
(2008年3月9日)



日 時: 2008年1月5日(土)13:00〜6日(日)12:00
会 場:
伊勢市本町「山田館」
(近鉄伊勢市駅下車すぐ)
会 費: 参加費  2,000円(1日のみは1,000円)
宿泊費 10.500円(1泊2食つき)
内容:
記念講演:
「風雲幻城の31年間〜発行し続けた教科通信<幻城>をたどりなおし、英語教室の未来を考える〜」
奥西正史さん(新英研京都支部)
レポート:
各県中高から2本づつ
申込締切: 12月10日(月)それ以降は以下に問合せを
申込先: 森川正美