■ 北海道ブロック集会

　講師 プロフィール

姉崎 洋一(あねざき よういち）

　愛知県立大学文学部助教授、埼玉大学助教授を経て、1999年10月に北海道大学大学院教育学研究科教授、現在同大学院教育学研究院教授、教育学研究院長・教育学院長･教育学部長。専門分野は教育法、社会教育･生涯学習、高等継続教育。
　英国リーズ大学及び北京大学師範大学で客員教授を務めたほか、韓国、フィンランド、オーストリア、豪州、シンガポールなど、海外の多くの国・地域での研究活動から、各国の教育制度や教育事情に通じている。
　日本教育学会（理事）、日本社会教育学会（理事）、ほか多くの学会で主要な役職を務める一方で、「子どもと教育文化道民の会」や全教全国教研集会で共同代表・共同研究者を務めるなど、民間教育研究運動への尽力と貢献においても知られる。

この四半世紀にわたってスローな衰退を続ける過疎地の檜山。しかし、そこには地域の再生を願っている住民と意味ある学びをしたいという子ども達が生活し、そして地域に根ざす教育の実践の場としての学校があります。地元高校の廃校にともない担い手を失った地元の伝統芸能である神楽。本校の生徒がその神楽の伝承を引き受けることになりました。演舞の披露は地域住民を励ましいるという実感が子ども達に広がっています。その思いを英語の教室の中でも扱った実践。



英語教師として28年間近く、どちらかといえば英語が不得意な生徒をずっと指導してきました。英語を使うことを好む生徒は思い出せる程度の数しかおりません。これらの生徒に対する指導として、手応えのあった「３ラウンドシステム」、学力差のある集団で有効と思われる「グループ学習」、生徒に伝えたい発音のポイント、他について、ご報告します。