■ 視聴覚機器を使った授業~初級編
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初級編
TIP 10 DVDビデオをiPodに取り込むには?
比較的短い動画をiPodに入れる方法はTIP 8のやり方を使えばいいのですが、DVD-Videoディスクの内容全体をiPodに取り込みたい場合もあります。そんな場合に、Handbrakeというソフト(無料)を使えば、チャプターや字幕も含めてiPodに取り込むことができます。
Handbrakeの機能は様々あり、設定もいろいろと必要です。ここでは基本的な使い方のみを紹介します。
- Handbrakeのサイトで、プログラムをダウンロードします。英語表記のソフトですが、日本語に書き換えたものが有志によって作られていますが、書き換えの時間差もあり、バグの少ないものを使うにはオリジナルのプログラムを使う方がいいでしょう。
- Handbrakeをインストールし、起動します。
- DVDビデオディスクをドライブに入れ(再生が開始したら止めておく)、ウインドウ左上の「Source」アイコンをクリックし、ディスクの入っているドライブを指定します。(下の図の例ではF:)
なお、DVDビデオディスクの内容をハードディスクにコピーしてある場合は「Folder」を、単独の動画ファイルを処理する場合は「Video File」を選びます。このページでは、DVDビデオディスクから直接、iPod用ファイルに変換する場合を説明します。
なお、コピープロテクトの処理をされたDVDビデオディスクをHandbrakeで変換することは出来ません。 - ソース名(=ディスクのボリューム名)、タイトルごとのチャプター、予定しているコピー先のファイル名などが表示されます。
タイトルが複数含まれるディスクの場合はタイトルを選択したり、変換したファイルの名称やパスを書き換え([Browse]ボタンから選択も可)ます。
- すぐ下の[picture]タブで、変換後の画面サイズを指定します。最初はDVDの720x480と表示されますが、これだとファイルが4Gバイトとか8Gバイトという大きさになってしまい、iPodには向きません。
画面サイズをぐっと小さくするか、一部のチャプターだけの変換に留めます。ウインドウ内右側の[preset]を利用するのもいいでしょう。 -
[Picture]以外のタブでもいろいろと指定できますが、気をつけるのは[Video]タブです。ここはコーデック(画像の形式の変換)を指定するのですが、自分で指定しない場合は[H.264(x264)]になります。[H.264]は優れたコーデックですが、お使いのパソコンに[H.264]がインストールされていないともちろん変換が出来ません。
うまく変換が出来ないときには、ここを[MPEG-4(FFmpeg)]にしてみてください。 -
最後にウインドウ上部にあるStartボタンをクリックすれば、iPod用のファイルに変換をしてくれます。
Windows版で以前は機能しなかったPreview機能が使えるようになりました。変換には時間がかかるので、Previewで簡単な確認をしたあと、最初は全てのチャプターではなく、短めのチャプターを一つだけ変換して、(例:Chapters▼ 1 through 1)して、出来上がったファイルをiTunesに転送、さらにiPodで再生ができるかどうかを確かめてから、ディスク全体(あるいは必要な数のチャプター)の変換をした方が良いでしょう。
mp4ファイルの仕上がりは、QuickTime(無料)で見ることも出来ます。チャプターの認識もしてくれます。iTunesやiPodに転送する前に、動作のチェックをするのに使うと便利です。
(2012年9月4日掲載/9月21日更新)
例えば、ソフトをインストールするときには、HDDを使用して空き容量を減らしますから、それだけでも動作を重くする原因となります。パソコン購入時の快適さをできるだけ保つならば、新たなソフトをインストールしないことですが、それでは活用ができません。
そして特に動作を重くしやすいのが、無料ソフトに多い、インストール時の「~ツールバーをインストールする」などの常駐ソフトのオプションです。インストール時に「よく分からないから、全部デフォルト(標準)でインストールをすればいいだろう」と思うと、そのパソコンの動作を重くする結果になります。インストール先もC:ドライブにすると、Windowsでは先々悪影響を与えます。ソフトのインストールは、薬の服用と同じで、多少の悪影響を覚悟で別の利益を得るのだという理解をした方がいいでしょう。