■ 視聴覚機器を使った授業~初級編
初級編
TIP 11 YouTubeなどの動画を保存するには?
インターネット上の動画を閲覧するのに、鍵となるのはインターネットへの接続速度です。光ケーブルなどの恵まれた環境にあれば良いのですが、例えば同じADSLでも実際のデータの転送速度がかなり遅い場合もあり、多くのデータを受け入れられないため、動作がカクカクしたり、小さなサイズで見なくてはならなくなります。
そんなときには、動画を一旦保存(ダウンロード)することで、接続速度に関係なく、より円滑により大きなサイズの動画を見ることができます。
ダウンロードするにはそのためのソフトウェアを用いるのが普通ですが、動画サイトで世界的に有名なのがYouTubeで、YouTubeの動画をダウンロードするためのツールは世界中でたくさん作られています。
Craving Explorerは初心者にも使いやすいソフトです。
それ自体がブラウザのようなスタイルになっていて、動画サイトを開けますので、ダウンロードしたい動画のページを見つけたらそのまま、ダウンロードのアイコンをクリックすれば保存できます。また、保存に当たってファイル形式を選ぶこともでき、音声のみを保存することも出来ます。iTunesとの連携も良いのが特徴的です。最新版は、 http://www.crav-ing.com/download.htmlからダウンロード出来ます。
Free YouTube Downloadは、動画を加工するために、希望のファイル形式・サイズでダウンロードをするのに便利です。高画質でのダウンロードを前もって設定しておけば、極力それに近いサイズ(解像度)でダウンロードしてくれます。ただし、現在のバージョンでは、ブラウザへのツールバーのインストールを強制させられるようになってしまいました。
YouTubeのファイルは、サーバーには基本的にはflvという形式のファイルで保存されているようですが、flv, wmv, avi, mpeg, mp4, webMなどの形式、画質(サイズ)を選んでダウンロード出来ます。
インターネットの接続のできない教室などでYouTubeの動画を見せたい場合には、教室に持ち込むパソコンなどで再生可能なファイル形式でダウンロードまたは変換をして事前に用意をしておけば、生徒に見せることができます。
なお、どのファイルのダウンロードと利用が許されるかの判断は難しいのですが、良識を持った利用をしてください。
例えば、Craving Exploreは、2012年10月7日現在、1.5.0というバージョンで対応ができています。
なお、ダウンロードツールの中には、無料で利用をさせるに当たってツールバーなどを同時にインストールさせるものが少なくありません。
例えば、左のようなインストール途中の画面でチェックを外さないとパソコンが使いにくくなったり動作が重くなります。パソコンに詳しくない人は、インストールに当たっては詳しい人に頼んだ方がいいでしょう。