■ 埼玉北部サークル10月例会

2009年10月
'03年'04年'05年'06年'07年'08年'09年'10年'16年
1月3月5月7月10月
 第24回例会を10月31日、深谷コミュニティセンターで開きました。

①『映画のシナリオとマンガで英語を』

レポーター 青山正和さん(児玉白楊高校)
 授業で行った「Stand by Me」(ベトナム戦争末期のアメリカ。4人のそれぞれトラウマを抱えた少年と家族を描いた名作)のビデオを観ながらのワークショップでした。スクリプトはインターネットでダウンロードし、まず日本語で観せ、次にシナリオの翻訳をさせます。
 手順として、
  1. 登場人物の把握(性格・特徴)
  2. ストーリーテラーをつかむ
  3. 会話文訳し方の練習
  4. 単語調べ(どういう場面で使われているのかを考えながら調べる)
  5. shit や damn it などの汚い言葉はそのまま訳さない
  6. 映像との関連で監督が何を意図しているのか考える/登場人物のこころの動きを探る。

 その他にも映画『Alien2』やマンガ『のだめのカンタービレ』の実践報告もありました。

②『学びの共同体作りと自己表現の研究』

レポーター 田中渡さん(鴻巣女子高校)
 田中さんは長く共同学習の取組みをされている方です。授業ノートの2時間の流れです。
  1. 板書
  2. 単語調べ
  3. 本文の訳作り(共同学習)
  4. 単語の発音の意味の確認
  5. 本文のテープと音読
  6. 本人の訳の確認
  7. おたがいに筆写・音読
 できた生徒にさらに課題が必要か?」「個人主義にならないか?」などの意見が出されました。いずれにしても『学びの共同体』においては、教師は生徒の授業への参加状況の監察が必要との考えでまとまりました。競争原理から助け合いへのうねりが全国でまだまだ小さいながらも確実に広がっていることが分かる報告でした。

PAGE TOP

(2010年5月13日掲載)