■ 視聴覚機器を使った授業~初級編

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初級編


TIP 4 授業で使うのに、iPodのどの機種を利用するのがいい?

 機種を考える前に、個人的な考えでは、まず私用のiPodと別に授業専用のiPodを持つことをお勧めします。
 私がそうしている第一の理由は、個人的な好みの音楽などを入れておいて、間違えてそれを授業中に再生して、授業の流れが止まってしまうと困ると思ったからです。それ以外の理由として、授業専用ならばメモリーの小さなiPodでもよいということがあります。
 現在、iPodは4種類が販売されています。授業中に教卓から落下させたりすることも心配なので、小型で、比較的安価で、またハードディスクも使っていないiPod nanoがお勧めです。


iPod nano。左から第2世代、第5世代、第6世代。表示サイズの比は正確ではありません。

 私は第2世代をネットオークションで1,200円で入手しました。液晶画面は小さいのですが、トラック名(曲名)などは十分に読み取れます。万一容量が不足しても、iTunesにデータを保存しておきさえすれば、データを入れ替えたりするのも容易に出来ます。

 映像を見せる前提ならば、第3・第4・第5世代を選びましょう。ただし、第4と第5は中古でも結構な価格で、第6世代の新品の方がむしろ安く買えます。私は通常は第2世代を使い、映像を見せるときには第5世代を使います。
 同じnanoの現行モデルである第6世代は、小さすぎて無くしそうです。正直なところ、手にしたことがないので、授業での使い勝手は分かりません。
 iPod classicは大容量のHDDを備えていて、ハードディスクを使っているので沢山のデータを保存でき、私用と授業用を分ける必要はなくなりますが、落下による故障が心配です。
 iPod shuffleは価格も一番安いのですが、液晶画面がなくてトラック名(曲名)を目で確認できません。

 iPodでは、他にiPod touchがありますが、授業での使い勝手は分かりません。

 さらに、iPodではありませんが、iPadはiPodの機能はもちろん、インターネットへの接続も出来ますので、iPod以上のことができます。ただし、高価ですし、Wi-Fiの使えない場所では、インターネット接続のための契約も必要になります。
 また、iPhoneをお持ちならば、iPodと同じことができると思います。ただ、授業中に外部から呼び出しがあったりすると困ります。また、限られたメモリーを、iTunesと同期させるデータに使うか、個人的なアプリや授業以外のデータに使うか、迷うかも知れません。




追記:
 iPod nano の第7世代が発表されました。第6世代で廃止された動画の再生機能が復活し、価格は、第5世代の平均的中古価格よりも安い12,800円です。


(2012年8月17日掲載/9月13日更新)  

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