■ 視聴覚機器を使った授業～初級編
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初級編
TIP 3 授業でiPodを使うメリットは？
TIP 2で申し上げたように、iPodと他の携帯型音楽プレーヤとを比較したとき、機能面での大きな違いはありません。したがって、これらは主要な携帯音楽プレーヤに共通のメリットとも言えます。
ただし、普及率の高いこともあり、TIP 2で述べたように、アクセサリー類が多いというメリットがあります。
- ＣＤ何十枚分もの音声が、１つのiPodに入ってしまう。授業ごとにCDを用意し直す必要がない。
- ＣＤと比較すると、音声の頭出しの際にトラック番号ではなく、曲名や教科書内のパート名称等で探せる。（右の写真参照） 教科書にＣＤのトラック番号をメモする必要がない。
- 事前に聞かせたい場所を頭出ししておくことが出来る。
- ＣＤラジカセが音声のみの利用しかできないのに対して、音声・静止画・動画を保存できる。
- ＣＤラジカセやパソコンと比べ小さく、持ち運びや収納が楽。
- 起動はほとんど瞬時。
- パソコンと比べると、安価。
- パソコンと比べると、衝撃に強い。（iPod ClassicなどHDDを使っているタイプは気をつける必要があります。）
- 音楽などを聴かせる場合、１曲だけ加えるということが容易に出来る。１曲を授業で聴かせるのに、わざわざCDを１枚買うのではなく、オンラインで１曲だけを購入して、iPodに入れることができる。
- 生徒の声などの録音をパソコンでデジタル処理し、iPodで聞かせたり、手元に容易に保存できる。
- 同期をしているiTunesを利用すれば、iPodを開かなくても、必要なCDを探したり、内容を確認することが出来る。その際、アートワーク（一種のアイコン）で表示したり、詳細を表示したりと、切替ができる。
機種にもよるが、iPod本体でも同じような表示の切り替えができる。
デメリットも挙げます。
- 外部スピーカーがなければ、教室では使えない。
- 事前に、ＣＤなどから音声ファイルを入れておく必要がある。その際にはiTunesをインストールしたパソコンが必要。
- 乾電池は使えない。内蔵の充電池が空になったら、専用のUSBケーブルを使ってコンセントまたはパソコンなどから電源をとる必要がある。
用語
- トラック
- オーディオCDに含まれる音声データの単位。通常は、曲数＝トラック数となる。１枚のオーディオCDでは、トラック数は最大99。
（2012年8月16日掲載／8月19日更新）