Sadako Peace Cranes Project サダコ・プロジェクト

2024年7月19日

4. 2019 Sadako Peace Cranes Project 実施手順

rev. Sep. 25, 2019
rev. Dec.13, 2021

Sadako Peace Cranes Project  サダコ平和の折り鶴プロジェクト
実 施 手 順

(できる範囲でお願いします)

  1. 折り紙は、和紙では折りにくいので、普通の折り紙を。千代紙風の明るい色柄で、文字がはっきり見えるような色柄が一番好まれる。黒は使用しない。どういう生徒が折っているかわかるような写真を撮る準備をする。
  2. Sadako Story と真珠湾攻撃の概要を生徒に説明する。(チラシあり)(Crownの読みもの) なぜサダコさんの折り鶴を真珠湾が受け入れたか、いきさつを知ってほしい。
    映像を見せるとよい。テレビ番組の録画など。プナホウ高校作成の紹介ビデオはこちら。
     
     https://www.youtube.com/watch?v=Iy6LEBD0adY
  3. ワークシートなどを使い、英語のピース・メッセージを生徒一人一人が考える。
  4. 鶴を折る。
  5. 羽を広げずにたたんだまま、羽の下側にピース・メッセージを英語で書く。
    (確実に書いていると確認できるため)
  6. 送る前に、先生(か生徒)が必ず全部のメッセージを確認する。(一つでも傷つけるようなメッセージがあると、プロジェクト全体がダメになってしまうので、必ずお願いします。)
  7. 羽をたたんだまま、一羽ずつばらばらのまま送る。
    同封する情報(日本語と英語の両方で): 都道府県住所、正式な学校名、学年、クラス名、先生のお名前、メールアドレス折り鶴の総数、どういう授業で実施したか、使った資料のコピーなど。複数の先生が実施した場合は、各先生の情報をお願いします。同内容を、事務局にもメールしてください。記録として残しています。
  8. 生徒と先生の写真をA4サイズにカラー印刷し、上部に都道府県名と学校名を英語で大きく書いて同封する。その他、ハワイの日米協会に宛てたメッセージなども喜ばれる。使ったワークシートや資料なども同封する。
  9. ハワイの日米協会へ、袋か箱に詰めて送る。
    EMSが、追跡できて、早く確実でお勧めです。ハワイは郵便事情が悪いので、余裕をもってお送りください。
  10. Arizona Memorial のVisitor Center 横で、この鶴を来場者に渡す。
  11. ハワイ日米協会から、受け取りのメールが届く。
    折り鶴に書くメッセージは簡単なものでも結構ですが、アメリカ人が、日本が真珠湾を攻撃する写真の展示を見て、犠牲者を追悼した後に、平和の折り鶴をもらう場面を想像してみてください。日本人としては、どういうメッセージを発するべきか。
    ご興味おありの方、ご協力くださる方は、メールください。
     サダコ・プロジェクト 日本側事務局
    sadako.peace.cranes.project2016@gmail.com

*真珠湾がサダコさんの鶴の展示を受け入れるようになったいきさつ

谷本清平和賞を受賞したひろみ・ピーターソン先生が、ハワイの広島平和式典で行ったスピーチの一部から(2017年8月6日@ホノルル)

 禎子さんの折り鶴が真珠湾に展示されるというニュースを聞いた時、私はこれは奇跡だと思いました。涙さえ出て来ました。真珠湾は日本軍に攻撃されたのです。そして、禎子さんは米軍投下の原爆により亡くなったのです。この奇跡がどのように起きたのでしょうか。 五年前、禎子さんのお兄さんの佐々木雅弘さんと甥の佐々木裕滋さんは、五大陸に禎子さんの折り鶴を一羽ずつ寄贈し、禎子さんの平和メッセージを世界の人々に広めようと決意されました。その一羽目の折り鶴をニューヨーク9.11トリビュートセンターに寄贈された時、トルーマン大統領のお孫さんであるクリフトン・トルーマン・ダニエルさんに会われました。トルーマン大統領は広島原爆投下を命じた大統領です。会見の席上、裕滋さんはダニエルさんの掌に禎子さんの折り鶴の一羽を置き、真珠湾寄贈への協力を頼まれました。先に、ダニエルさんは息子さんが学校より持ち帰った一冊の本エレノア・コア著「サダコと千羽鶴」という本を読んでいらっしゃいました。ダニエルさんは初めてヒューマンストーリーとしての原爆の本を読み、深く感動されたそうです。そこで、佐々木親子の頼みを受け入れ、真珠湾に自ら連絡されました。真珠湾側もちょうど展示を戦争被害者だけの展示ではなく、どのようにこの戦争が始まり終わったのか戦争全体を見る展示に変えようとしていた時でした。この方達の努力のおかげで真珠湾側も禎子さんの折り鶴の真珠湾展示を受け入れました。

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2024年7月19日サダコ・プロジェクト

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