『新英語教育』 2025年2月(666号)
新英語教育研究会は全国の各県支部と北から南まで8つのブロックを舞台に実践と研究を重ねています。その成果は本誌に掲載され紹介されるとともに,冬のブロック集会や夏の全国大会でさらに研究と交流を深めます 2005年からは2月号をいわば貸し切り編集としてブロックが担当し,地域性に富んだ特集を21年続けてきました。九州ブロックの担当は4回目となりますが,羽野祐司さんが巻頭論文で水俣病と助動詞canを結びつけた“We Can Stand”など,このブロックの実践の歴史と特徴が明らかにされています。さらに近年オンラインを括用した九州各支部の活発な学び合いの様子が本特集で紹介されています。
特集 | 九州ブロック特集 |
子どもの瞳が輝く英語の授業 |
巻頭論文
英語教育と実生活の結合をもとめて
~九州の財産の上にさらなる実践を~
羽野 祐司
地域活動紹介
熱くなってきた! 九ブロ学習会
~オンラインで・現地(福岡・大分・長崎)で~
糸山 京子・羽野 祐司
実践小学校
小学校でPeace Project
~平和への思いを折り鶴に~
大田 貴之
実践中学
外に出よう,たくさん出会おう
学習サークル「探しています」をとおして得たもの
縣 文佳
連載
●今月の詩/Readers’ Illustration
●Readers’ Square―読者の広場
●教室からの発信!~Way to Tokyo2025~ ①
NEW
うののハンコと放送部の日々
宇野 智之
●Essay ことば
As a teacher in Japan …
James L. Rogers
●仲間とともに学びを深める
~協同(協働)学習のすすめ 第107回
仲間がいるからできること
川村 詩織
●英語教育にマクロの視点を 第35回
人権と文化
日本語教室から見えてくる言語教育とは
高橋 まり
●授業をおいしくするスマイル・レシピ 196
「世界のテレビ局からこんにちは」
世界中の気象予報士になろう
舩田 まなみ
CREATIVE TEACHING
小学校英語の創造的な扱い方
●ONE WORLD Smiles
Sounds and Lettersをもっと楽しく
英語に興味をもつきっかけに
伊藤 駿
CREATIVE TEACHING
中学教科書の創造的な扱い方
●1年 NEW HORIZON
過去を振り返る
木戸 正大
●2年 Here We Go!
ガイドブック作成で,学びにリアルを
グローバルに生きるために,
地元を「知り」,地元を「伝える」
梅津 翼
●3年 NEW CROWN
Read and Thinkの難しさを楽しむ
~なぜ原題は「賢者の贈り物」なのかな?~
大越 範子
CREATIVE TEACHING
●高校英語の創造的な扱い方
「できごと図」による語彙・文法の指導
吉澤 瑛
●World Issuesを明日の授業に 第11回
海外のナマの声を生徒たちに
イスラエルとパレスチナ,両国の人々のことばから
西田 陽子
●もっと変わった言語学入門 第11話
ちょっとだけ正統派の言語学
大津 由紀雄
●学習英文法を問い直す―理論言語学的観点から 第11回
「仮定法=もし=if」の固定観念を取り払う
時制のズレで表す想念
大西 里奈
●Book Review
『学力喪失―認知科学による回復への道筋』
『名作英文解釈精選』
●支部・サークルの活動から/掲示板
●新英研の窓/編集後記
「学びたい」意気は
教師の心から