『新英語教育』 2021年4月(620号)
4月は教師が新たな自分自身の授業スタイルをスタートさせる時期です。しかし,その一方で,昨年以来コロナ禍のもとで,グループワークがしにくい,頻繁にはペアワークができない,マスクをしているために生徒の名前と顔が一致しにくい,生徒の発表の機会が極端に減った,発音指導でモデルを実際に見せることができないといったような現実が生じています。
コロナ禍がなお続く中で,現場のさまざまな授業の工夫を交流し,1年間の授業をどのような内容で,どう組み立て進めていけばよいかについて考えます。巻頭論文では,継続するコロナ禍での制約の中でどのように授業に軽重をつけるかを明らかにし,小中高の実践論文では,コロナ禍のもとで取り組まれたさまざまな授業の工夫について紹介します。
特集 |
コロナ禍の今年はどうする? 「私の50分」 |
―授業にどう軽重をつけるか |
50分の授業をどう組み立てるか
▶萩原一郎
実践小学校
変化のある繰り返しで力をつける
▶高松理英子
実践中学
活動減らしても実りあり
▶内海明子
実践中学
今できることを,あの手この手で
~しなやかに生き抜こう~
▶齋藤恵美子
実践高校
自作プリント中心でも協同で
▶宇野智之
実践高校
「コロナ禍」の私の50分
▶齋藤理一郎
● 今月の詩
● Readers’ Square―読者の広場
● 日本語,あれもこれも知らなかった 第1回 New!
「きれい」と「美しい」
▶嶋津訓一
● Essay ことば
外国語教育よ,永遠なれ!
4月から英語教師になる,あなたへのエール
▶弘山貞夫
● 教室を豊かな学び合いの場に
~協同学習・学習集団づくりのすすめ! 第61回
コロナ禍,オンラインだからこそ,
協同学習で学びの保障を!
▶根岸恒雄
● ICT・オンラインで豊かな学びを保障する 第1回 New!
連載開始にあたって
GIGAスクール構想の始動とZ世代の子どもたち
▶大西里奈
● 授業をおいしくするスマイル・レシピ 151
世界に一つだけの名札
Only oneの名札でつなぐ異学年交流
▶生内孝幸
CREATIVE TEACHING
● 小学校英語の創造的な扱い方
Here We Go! 6
子どもたちが実感できる「伝えあう嬉しさ」
Unit 3 What do you want to watch?
▶石川雄一郎
CREATIVE TEACHING
中学教料書の創造的な扱い方
● 1年 Sunshine
1年間の基盤をつくる4月の授業
▶羽野祐司
● 2年 Sunshine
willを使って,未来を語ろう!
~仲間の声に耳を傾ける~
▶大口雅也
● 3年 Sunshine
楽しさと学びを積み上げる授業づくりを目指して
▶山口直美
CREATIVE TEACHING
● 高校英語の創造的な扱い方
入試制度や検定試験に左右されない,
本物の英語力を(1)
▶伊澤秀幸
● 授業に歌を 224
Whenever You Call
ARASHIの最初で最後のEnglish song
▶川口 朗
● 入門期の英語指導を考える 第1回 New!
外国語としての英語をどう学ぶが
▶瀧口 優
● 小学校英語のリアル 第35回
6年生こそ体験学習を取り入れたい
アフリカ布を着て水運びに挑戦しよう!
▶三浦聡美
● ちょっと楽しい帯学習 第1回 New!
First 20 Questions!
▶安野寿美
● 学びの源―みんな何から学んできたの? 第13回
子どもこそが学びの源「子ども力」を育む教師に
▶小部 修
● Book Review
『英語教育のための国際英語論』
『慈悲の心のかけらもない
あるユーラシア人女性の抗日』
第57回全国大会 岡山(倉敷)大会現地便り 第9回
新しい形の全国大会を倉敷から発信します!
▶赤坂正志
● 支部・サークルの活動から/掲示板
● 新英研の窓/編集後記
Flexible, but Clear
about Our Goal