『新英語教育』 2018年5月(585号)
統一進度,統一教材,統一テストで,授業進度ばかりが気になり,オリジナリティを発揮できないという声がある一方で,同僚と協力し,協同で教材開発し,スピ―チや協同学習などに仲間で取り組むことで,自分ひとりではできなかった授業の壁を突き破り,教師と生徒との新たな関係を築くことも可能になります。今月は「チームで切り開く授業」について特集します。巻頭論文では仲間との協同をどうつくっていけばよいかを明らかにし,中高の実践論文では,同僚と仲間として育ちあう実践・若者との協同とALTとの面接テストの実践・明るい学校と学年をつくる総合的な実践の取り組みを紹介します。
特集 | チームで切り拓く授業 |
仲間との協同で協同学習をつくる
~背景となる現場の実態から
小部 修
● 実践中学
仲間と作る「おもしろいこと」
~Pink Shirt Dayを中心に~
福田香里
● 実践中学
仲間を増やし,明るい学校づくりを
すべては生徒を伸ばすために
赤坂正志
● 実践高校
33年目のチャレンジ
関山信雄
● 今月の詩
● Readers’ Square―読者の広場
● 風の街シカゴだより 第2回
One hour foward!
友松利英子
● Essay ことば
被爆者の言葉と核兵器廃絶
山根和代
● 新英研の宝×教材のチカラ 第103回
『北国のガーデン』から自然との関係を振り返る
石井博之
● 韓国の英語教育―KETGの多変化授業 第2回
How about starting with a Starter?
KETG (韓国英語教師の会)機関誌より
영현정
● 教室を豊かな学び合いの場に
~協同学習・学習集団づくりのすすめ! 第26回
グループワークを学びの起点にする
―教師は仕掛け人!―
市川裕理
● 授業をおいしくするスマイル・レシピ 116
パワーポイントを普段の授業に
古谷野秀夫
CREATIVE TEACHING
中学教料書の創造的な扱い方
● 1年 Sunshine
「あ,わかった!」「英語って楽しいかも」と
思わせる授業をめざして!
根岸恒雄
● 2年 NEW CROWN
気持ちを話す・たずねる was・were
Lesson2 Peter Rabbitの読みを楽しむ
渡辺美夏子
● 3年 New Horizon
継続は力! わたしの帯学習
三瓶理恵子
● 高校英語の創造的な扱い方
Three Days to See~ヘレン・ケラー
「もし3日間目が見えたら」を読む
和田さつき
● 映画で学ぶ楽しい英語の授業 第122回
リトル・ボーイ 小さなボクと戦争
吉浦潤次
● みんなで創る小学校英語 第98回
小学校外国語教育の指導体制
教科化に向けて
祁答院惠古
● 読める長文,楽しい多読―物語の力を授業に 第14回
大学での多読授業の試み
自分で選び,楽しんで英語を読める力を!
菊地恵子
● 小学校英語のリアル 第2回
小学校で英語をやることの意味は?
桐島 孝(仮名)
● ちょっとチャット英文 授業で触れたい英文 第22回
これからは自然エネルギー!
バイリンガル・カレンダーで学ぶ環境英語
菊地恵子
新英研 第55回全国大会 長崎大会 現地だより 第5回
その場所に立ち,感じること思うこと
辻 圭子
● Book Review
『史上最悪の英語政策―ウソだらけの「4技能」看板』
『「ゼロトレランス」で学校はどうなる』
● 支部・サークルの活動から/掲示板
● 新英研の窓/編集後記
“I"を"We"にすれば
illnessさえもwellnessに!
―マルコムXの言葉より