『新英語教育』 2016年10月(566号)
英語で朗々と詩を暗唱したり,大きな声で歌を歌ったりすると,カラオケに行った後のようにすっきりすることがあります。ましてや,それがフレーズとして記憶に残ることもあるとすれば,学習者にとってもプラスです。今月号は声に出して学ぶ英語の効用を特集します。巻頭論文はOral Interpretatlonとモード転換によって学習者の理解を深め,表現力を強める「近江メソッド」について紹介します。また中高の実践論文では,「英詩の朗読」,「歌」,"Happy Communication","SHOW AND TELL"等,音声に魂を宿らせる実践の数々を紹介します。
特集 | 声に出して学ぶ英語 |
声とからだを使う意義
“英会話"は幻にして実体ではないこと
近江 誠
●実践 高校
モーニング・ポエム その誕生と成長
柳沢民雄
●実践 高校
いま生徒が聞き,歌っている歌を
授業で使ってみよう!
小池奈津夫
●実践 高校
音声に魂を宿らせる
Give it light, hope, joy, set it free!
鳥山淳子
●実践 中学
Show & Tellで
「現在完了(継続用法)」を楽しむ!
大栗健二
●実践 中学
心と体を解放する
Happy communicationと歌のちから
伊藤智子
今月の詩
Readers’ Square―読者の広場
中国人と日本人 第13回
嶋津訓一
Essay ことば
広めたい平和のことば, 「エスペラント」
~やっと果たせた25年前の約束~
畠田ミツ子
新英研の宝×教材のチカラ 第86回
The Mixed-up Chameleon
田村蒸治
私の授業づくりの素 おすすめはこれだ! 第17回
持続可能な「英語教師」をもとめて
―いざ,大航海時代へ
弘山貞夫
教室を豊かな学び合いの場に
~協同学習・学習集団づくりのすすめ! 第7回
「学び合う」空気の生まれる教室
田中容子
授業をおいしくするスマイル・レシピ 97
“おもしろ英英辞典"を作ろう
私情をまじえてユニークな説明を!
竹島さち子
CREATIVE TEACHING
中学教料書の創造的な扱い方
1年 NEW HORIZON
Unit 6 “Guess Who?"ゲームで三単現のsをマスター
植村菜穂
2年 Sunshine
環境問題を英語で考えよう
新井英司
3年 TOTAL
関係代名詞(目的格)を使って,仲間と会話しよう!
元岡未薫
高校英語の創造的な扱い方
イタリア語と比較してわかる,「主語」の在り方
~第二外国語の習得を通して~
旭丘太郎
授業に歌を 198
元気よく皆で歌える歌
The BeatlesからBay City Rollers, Carpentersまで
棚谷孝子
みんなで創る小学校英語 第79回
英語の授業で世界の子どもたちに出会う
国際理解教育と英語教育を結ぶ試み
阿部始子
私の50分 第30回
「壁」を崩す導入と,無理をさせない繰り返し
「英語は苦手」の気持ちを忘れさせたい
見城昌平
ちょっとチャット英文 授業で触れたい英文 第7回
Suns, Moons, and Stars
瀧口 優
ここはこう教える
~生徒がわかる文法の指導と説明 第17回
be動詞と一般動詞の違いを教える(その1)
田中 渡
Book Review
哲学者に会いにゆこう
民主主義を直感するために
支部・サークルの活動から/掲示板
新英研の窓/編集後記
To and Fro 連載113
左京育雄
自分で自然にわかっちゃう うれしい英文法 連載18
阿原成光
つれづれなるままに 連載109
森山淑夫
声を出せる,声が聞こえる,
その喜びを言葉とともに