『新英語教育』 2007年10月(458号)

 「学力低下論争」、「一斉学力テストの実施」などの動きを受けて、現場では、今、「何を、どこまで、どんなふうに教えるのか」ということについて、どう考えればよいか、悩みと迷いの声があがっています。 しかし「何をめざして」という視点がしばしば抜け落ちてはいないでしようか。中高の教室実践から浮き上がってきたのは、競争ではなく、協同による、共生のための力を育む取り組みです。
 新英語教育研究会第5分科会「学力と評価」の積み上げと、近年の実践報告を中心に学力問題の現状と課題に迫ります。
特集 共に生きる学力
 
●巻頭論文
 英語の基礎学力と学力の保障
 安野寿美


●中学実践報告 I
 3年間の到達目標と「学ぼうとする力」
 岩崎友紀子


●中学実践報告 II
 夢見譚「英語って心を通わす人間の言葉なんだ!」
 ―英語の学力で一番大事にしたいこと―
 阿原成光


●高校実践報告 I
 今、高校生の学力は
 黒丸栄子


●高校実践報告 II
 ミネルヴァの梟はいつ飛び立つか
 ―〈英語学力高め〉の要諦をずっと考えてきた―
 奥西正史


●大学から見て
 大学から見た高校英語教育
 ―若い教師,Mさんへの手紙―
 戸田 康



今月の詩

Reader’s Square―読者の広場―

帰ってきた!関西のツボ
 連載7
Essay ことば
'NCTE’1971年 ラスベガス決議の重要性
 小山内 洸
春夏秋冬自己表現 連載7
出会って、話して、言葉にたましいをこめる
 安部直子
光ることば―授業に生きる英文資料 連載40
連詩―集団的自己表現の試み!
 田中安行
Creative Teaching 中学教科書の創造的な扱い方

1年 COLUMBUS 21
歌で覚える英文法
―Unit 7 A Message from Brazil 現在進行形―
 関口美佐緒

2年 Sunshine
スキットをしてスキットしよう!
―4人班の助け合い学習で楽しく自信がつく授業を!―
 大栗健二

3年 NEW HORIZON
自分の意見を書こう
―"agree" “disagree"を使って―
 新妻恵美子
高校英語の創造的な扱い方
Learn and Practiceでクラスづくりを!
 野村峰子
大学の授業から平和教育を考える 新連載
 安藤富雄
どうする?小学校の英語 連載43
国際交流から小学校英語教育まで
 矢野久美子
授業に歌を連載145
Last Night I Had the Strangest Dream
 和田さつき
The Road to 全国大会~新英研の分科会リレー紹介~ 連載9
第2分科会「読み取りの力をどう高めるか」
竹島さち子さんが語る第2分科会の魅力
 竹島さち子
遅れがちな子どもとともに
~「明けない夜はないっていうけど…」
 連載19
文化が違う?!
 宇野智之
Book Review
こんどの騙しは手ごわいぞ
エスペラント―異端の言語クリックするとAmazonで、該当の書籍のページを開くことが出来ます。

海木幸登の本棚 連載4

支部・サークルの活動から/掲示板

新英研の窓編集後記

To and Fro 連載7
 左京育雄


つれづれなるままに 連載7
 森山淑夫

2007年

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