神奈川新英研 5月例会<オンライン>(2020年)
5月10日に「神奈川新英研創立50周年記念研修会」を行う予定でしたが、やむなく1年延期となり、9日(土)にオンラインでZOOM例会を行いました。
午後3時から2時間。15名参加。
●高校実践報告:
英文法のルターさん、ライブ中継授業7年目
和田 さつき さん(京都美山高等学校)
- 2003年創立のインターネット通信制高校。学校独自の学習システム(外部企業に委託)で、ライブ中継授業をしている(年9回、50分。生徒はチャットで質問・回答。授業の最後に質問2問に回答+授業の感想をデータ送信→CSVをExcelに変換)。当日は英語科ガイダンス(チェロキー族の祖父と孫の会話文)の授業を紹介。
- 「~から出る」get out of ~とget out~の解説法の提案があった。
①反対語のセットで理解
「家から出る」get out of the house
「家に入る」get into the house
②類義語のセットで理解
「ドアから出る」get out the door
「ドアを通って出る」get through the door
<参加者の感想>
- 文法の弱いところがはっきりわかりました。精進し直します。
- 教材量に圧倒されました。
- いつもながら、興味深い分析に感心しました。
- 文法のポイントがクイズ形式で進められるのがとても面白かったです。何を尋ねるかで面白さは変わると思いました。発音系モモっと細かく指導できればと思いました。
- 楽しく、また奥深く学べる素晴らしい教材に感激しました!
- 初回の導入の仕方が具体的で、これからやるイメージができました! とてもわかりやすいレポートで、あやふやだった文法の自分の勉強にもなりました。ありがとうございました。
- レポーターから:英文法ルターとしてお伝えできて嬉しかったです。ありがとうございました。
- 久し振りに和田さんのこだわりを貫いた濃い内容で、楽しかったです。
- 最初音声が出なく、苦慮しましたが、スライドが分かりやすくかなり内容は分かりました。ありがとうございました。
- いつもの和田節が久々に聴かれて満足しました。生徒の感想をたくさん表示されてよかったです。
●大学実践報告:オンライン授業の試行錯誤
吉牟田 聡美 さん(活水女子大学)
- 4月後半からオンライン授業が始まり試行錯誤の毎日。オンライン授業には、オンデマンドとリアルタイム方式等があるが、折衷案をとりつつ3週間が経過し少しプラスマイナスが見えてきた。まず大変だったのは、学生のネット環境とオンラインへの意識を調えることであった。ZoomへのリンクがPC画面の右側に現れる場合にはスマホ画面に全部表れず、「リンクがない!」と困る学生が多々出てきた。
役立ったツール二つを参加者で体験してみた。まずZoomのブレイクアウトセッションである。学生はクラスメートと邪魔の入らない活動ができることが楽しみのようで、評価も高かった。またWordOnline/Google Docのグループでの使い方も紹介された。15名を予め3名ずつの5グループに分け、シートに順番に英作文をしていくもの。いろいろ改善案も出され、楽しい試みだった。
最後に、生徒からのフィードバックを集めるFormsというアプリなど役に立つリソースについて役立つ情報や意見が交わされた。
<参加者の感想>
- オンライン授業の実際に会った生徒のトラブルが分かってありがたかったです。
- ポイントが絞られていてわかりやすかった。
- 具体的な取り組みが伺えて勇気づけられました。
- 実際にブレイクアウトセッションやグループワークができたのが面白かったです。グループごとにシート分けてもいいかと思いましたが、一括で開けておくと生徒のミスとかすぐチェックできますね。一長一短があると思いました。コロナ気をつけてください!
- スキルアップに役立ちました!
- 困っている点を、細かく具体的に教えていただき、とても助かりました。すごく実用的で、すぐに役に立ちそうです。ありがとうございました。
- ブレークアウトルームでの活動やグーグルドキュメントで共同作業が体験できて良かったです。「iwa senの動画シリーズ」は岩瀬俊介さんであるという情報がチャットで書き込まれてたり、まさに情報共有ができて楽しかった。
- 色々とついていけないことも多かったですが、ブレイクアウトセッションやグーグルドキュメントの体験は面白かったです。
- ペアワークやグループワークもできることを実感しました。ありがとうございました。
- テクニカルタームが多いですね。実際授業を行っている方の当事者の苦労がよく分かります。ネット環境整えるのも大変ですね。学生の順応力の高さに驚きました。
近況、最近取り組んでいること
- オンラインの流れについていけません。疲れています。
- 授業動画等を見せるには、どのような方法がよいのでしょうか?
- 発音指導について試行錯誤中です。アメリカ英語をもっと研究して、生徒のリスニング力向上のために発音指導をやりたいと考えるようになりました。
- 教科や科目の担当者の方針が、揃わない(汗) デジタル教科書や音声が iPad に入らない(汗)
- オンデマンド型オンリーの授業の準備が大変で、困っています。対面型と併用がベストではないでしょうか。
- 4/6からテレワークのため、それに自分が慣れてきてしまっていること。通勤生活に戻れるかなぁ。
- 全く次元の違うことですが、今年度から小学校5.6年の教科化になるわけですが、学校が再開された時にどのようにやっていくのかなと思っています。
- Google classroomを始めていますが、連絡や解答配布に加え、ようやく解説動画を始めたばかりです。準備が不慣れだったり、特に職場のパソコン環境不十分だったり、また、著作権的なものも心配です。
- 年金者組合の女性部事務局をしていますが、高齢者でZOOMは思いもよらない。携帯を持たない人もいる中で、電話、メール、郵送、ラインなどを駆使して女性部役員を励ましています。
最近困っていること
- またZoom例会しましょう。外に出られないのでありがたかったです。ありがとうございました。
- 大変にタイムリーな企画をありがとうございました!
- こまどりの会のご紹介ありがとうございました!
- ベテランの方々のご意見を伺えて幸いです。今後とも宜しくお願い致します。
- しっかり運営されていて、とても心地よく参加させていただきました。普段、物理的に参加する時間がなかなかないのですが、オンラインなので逆に参加しやすかったです。快く受け入れてくださって、ありがとうございました。これからも、お願いします。
- 気楽なかんじでといいつつ、普段参加されない方も参加してくださったので、良かったです。
- 今日は初めてのZoom会議体験でしたが、勉強になりました。自分がホストになることはないですが、Zoomの利点もわかりました。有難うございました。
- ありがとうございました。
- 年会費は現職の先生は少し値上げでもいいと思いました。
1 日時:
2020年5月9日(土)
2 会場:
オンラインでの実施です。
3 内容:
『都立入試 スピーキングテストの導入について』
- スピーキングテストの問題点
- スピーキングテストの実施状況と課題
- スピーキングテストの功罪、テスティングの妥当性
4 備考:
久保野雅史さん(神奈川大学)も参加予定!
オンライン会議が初めての方でも大丈夫です。ぜひご参加ください!