■ 神奈川新英研12月例会

2022年12月
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神奈川支部12月例会(オンライン)報告


高校実践報告:

「生徒一台端末、新カリキュラム高校英語一年目実践の一事例」
石井 博之さん
(横須賀大津高校)

レポーターから 高校英語新カリキュラム導入一年目、同僚と手探りで進めてきた高校一年生での試行錯誤の過程を紹介します。地域三番手の進学校(日東駒専あたりがボリュームゾーン)で、少し前までICT利活用授業推進指定校だったので、ロイロノートや生徒全員がiPadを持った状況での実践紹介です。あまり参考になる成功例ではないのですが、皆さんの議論の叩き台になれば幸いです。
実践報告
  • 英語コミュニケーションⅠ:1年全員がiPad所持。Google Classroom、ロイロノートを授業で活用。桐原書店のHeartening、Factbook、辞書アプリ Weblioアプリ English Central
  • ロイロノートを使って、不登校の生徒も家から参加できている。端末を教室に持ち込んで音声を聞いてもらっている。
  • Lesson 7 バングラデシュの衣料産業の環境が劣悪。 『総合英文法』に動画がついているので、予習で生徒は動画を観てくる。 SDGsを意識した内容で表層的。生徒の自己表現を促すことが課題。
質疑応答
  • Q:ヒューマニスティック英語教育研究会とは?
  • A:三浦孝先生(静岡大学名誉教授)が主催。生徒の内面を育てたい。自己表現・読み物に重きを置く。
  • Q:生徒の文法の間違いをどのくらい直すか?
  • A:文法はゆるゆるです。全体でcommon mistakesを伝える。
  • Q:文法の動画の反応は?
  • A:大西泰斗さんのFactbook。生徒の反応はわかるときとわからないときとある様子。 西田さん :関西の学分会(江利川先生、大津先生)で1989年の学習指導要領以来、文法指導が落ちているという話題だった。精読や細かい文法を教えることも必要という考えもある。

●参加者の感想


中学校実践報告:

「生徒のやる気をグーンと上げるスタートを!
 ~「できる!できた!」を感じさせる帯学習~」 
  太田 昌宏さん
(富山・富山市立岩瀬中学校)

レポーターから 新教科書の単語数は"So many!"と叫びたくなるほどです。 教師にとっても生徒にとってもdemotivatedな状況かもしれません。 しかし、生徒が「やりたくなるような」活動、「できる!できた!」と感じさせるような英語の授業を目指して日々奮闘中です。今回はその実践の一部を紹介させていただきたいと思います。富山からの参戦になりますが、よろしくお願いします。
実践報告
  • 海木先生が恩師。雑誌『新英語教育』に記事執筆。
  • 教科書New Horizon 2。Unit5-3 語彙数増加74→125語。
    本文の指導に時間がかかって大変。語彙の指導が大変。
    生徒も「なんで単語練習せんなんが」→「嫌い」
  • 太田さんの思い:「英語がわかった! 使えた!」の連鎖を作りたい。 長いスパンで語彙を指導するよう心がける。生徒の必要感を大切にする。 英語でのやりとりを授業の中心にする。テッパンの帯活動でいつのまにか定着を目指す。
質疑応答
  • ALTとのやりとりやパフォーマンステスト
  • 知り合いを介して、台湾の生徒たちと交流
    1回目は1語(Yesなど)で反応。2回目は中1の11月。5回目は中2の12月。
  • Googleの音声認識を使って、生徒が自分の声を認識させるチャレンジ。

●参加者の感想




日 時: 2022年12月11日(日) 午後3:00~5:30

 3:00 ~ 入室開始
 3:10 ~ 3:55 高校レポート
 3:55 ~ 4:10 質疑応答
 4:20 ~ 5:05 中学校レポート
 5:05 ~ 5:20 質疑応答
 5:20 ~ 5:30 事務連絡・アンケート記入
参加条件: 神奈川支部会員、事務局が参加を認めた方
内 容: ●高校実践報告:
「生徒一台端末、新カリキュラム高校英語一年目実践の一事例」
     石井 博之さん
(横須賀大津高校)

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●中学校実践報告:
「生徒のやる気をグーンと上げるスタートを!
 ~「できる!できた!」を感じさせる帯学習~」
    太田 昌宏さん
(富山・富山市立岩瀬中学校)

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参加   
申し込み:
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(2022年12月4日掲載/2023年6月12日)