■ 群馬新英研10月例会
群馬新英研10月例会報告
新型コロナの新規感染状況が急速に改善され、最後のオンラインとする前提での例会を行いました。参加は4名。
難しい『The Professor and the Madman/博士と狂人』
今回も講読を中心に行いました。OEDに関する話にしては奇妙なタイトルのThe Professor and the Madman(『博士と狂人』)ですが、OEDの編纂に貢献することになる一人は、実は「狂人」ゆえに意図せぬ殺人を犯していて、裁判の結果、思わぬ生き方に方向づけられていた、という箇所です。
今回は言わんとしている真意が良く分からない文があったり、また今回に限りませんが、行政や司法に関する用語や聞き慣れないイディオムなどがあったりして、苦労しつつも生徒の立場に戻って英文を読み取る手応えと楽しみが感じられました。担当者も、「1回目に配布した対訳を破棄して」と、書き直した対訳を配布した上での講読となりました。
銃に縁のない我々ですが、Colt service revolver(コルト軍用リボルバー)は、担当者が事前に調べてserviceが「公式」「軍用」の意味があるとの説明をしてくれました。
よく分からなかったのが、―a sentence still passed occasionally today, and that has a beguiling charm to its language, despite the swingeing awfulness of its connotations(―その判決は現代でも時々下されるものであるが、それが含み持つ言外の意味の過酷な恐ろしさにもかかわらず、その用語を際立たせる欺くような魅力を持っているのである。)の部分で、この「恐ろしさ」とは具体的には何を指しているのかと皆で考えましたが、結論は出ませんでした。精神的な病を持つ人が裁判で無罪とされても、マイナーのように、 be held in permanent custody as a "certified criminal lunatic."(「認定精神異常犯罪者」として終身拘置されることとなる)ことの先鞭となることを指しているのでしょうか。
次回からは、いよいよ、OEDの編纂やその中心となった「博士」の登場となります。和訳担当の分担も決めました。
近況報告など
残った時間で互いの近況報告をしました。大学で教育実習の指導に関わっては、実習生が中学校で早くからの学力差に驚いたり、また、ある実習生は高校で指導者との関係づくりで苦労したという報告がありました。また、短歌を趣味にしている参加者からは、『博士と狂人』をテーマにした短歌がいくつも紹介されました。
その一つです。
また、例会そのものを詠んだものも。
日時: | 2021年10月24日(日)14:00 ~17:00頃(約3時間、途中休憩あり) |
実施方法: | オンライン |
システム: | zoomを使います。対面の会場は設けませんので、ご自宅などから参加してください。まだzoomによるオンラインミーティングの経験のなくて迷っている方も歓迎します。 パソコン(カメラ・マイクを内蔵していない場合は、外付けのウェブカメラが必要です。)またはスマホがあれば参加出来ます。通信料は参加者の負担となりますので、Wi-Fiなどを利用されることをお勧めします。 オンラインミーティングをやったことのない方、不安な方には、ご希望があれば数日前に練習や機器の動作確認をします。 zoomの公式テストサイト: http://zoom.us/test (事前に、ご自身の機器でzoomが利用できるか確認できます。) zoomの使い方(参考サイト): https://www.fortune-factory.net/2020/07/zoom-pc-2 その他、分からないことがあれば、群馬新英研事務局までお問い合わせください。 |
内容: |
|
参加方法: |
できるだけ数日前までに、メールにて、
実施日が近づきましたら、例会用のURL・ID・パスコードと、担当者の報告資料を、お知らせ頂いたメールアドレスに宛ててお送りします。 |
参加費: | 群馬新英研会員=無料(当日入会で無料に) 未会員=500円 |
連絡・ 問合せ先: |
|
参考: | 講読の"The Professor and the Madman"は、各自でご準備ください。なお、毎回、担当者を決め、事前に対訳を用意しています。 |