■ 群馬新英研3月例会

2014年3月
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3月23日(日)、「前橋プラザ元気21」にて。参加者は8名でした。

群馬新英研3月例会報告

公立高校入試問題検討


(出された主な意見・感想を紹介します。丁寧に議論すべき内容も含まれていると思います。皆さんのご意見をぜひお寄せください。文責・加藤)


◆Listening◆

1-
No.1絵を選ぶ:
to-不定詞の3用法や動名詞、There are ~構文などを含む基本的表現の理解を問う。ちっとぎこちないが、まあいいか。
No.2 円グラフを選ぶ:
Listeningでグラフを選ぶ問題は初めてだと思うが・・・。SVC文型のsounds、more/mostを使う比較表現、数の聞き分けなどがあり、このような形式のトレーニングをしていないとちょっと難しかったのではないか。

2 絵を選び、時系列に並べる:
問題作りのためにわざわざ込み入った対話にしている感じ。/ about four・in the morning・before we went to ~ の聞き分けはいいと思うが。/ Tokyo Skytreeを初めに持ってきたのはfor the first time(初めて)とfirst(最初に)を混乱させるため?/ 東京見物のお目当ては何処だったんだろう?/went to ~・visited ~・got ~、took pictures、sounds、enjoyed watching、So you only visited two places?の上昇イントネーションなどはまあ良いか。/ No.2よりは答え易いかな。

3 話を聞いて英語で答える:
I would like to ~表現は定着していると思う。/ 等位接続詞soの文からBecause ~で答えさせるのは練習問題などでよく出ている。/ Last monthと Also, next weekや、そのsupportの内容を聞き分けた上で、それを文で書かせるのはかなり難しいと思う。/ I already readとI've already readではどちらがいいのかなあ。


4 対話を聞いたうえで自分の考えを述べる:

「日本語を学ぶ良い方法は?」と突然尋ねられても、大人だって簡単には答えられないよ。/ それを英語で書かせるとなると極めて難しい。採点の公平性も問題になるのではないかなあ。/ You should study Japanese grammar.なんてどう?


◆Reading & Writing◆

5 対話文中の並べかえ、穴埋め:
並べかえの語句はスラッシュを入れてはっきり区別したほうが親切だが。/ Which O が文頭の疑問文は確かに生徒がよく迷うところだよね。/ like ~ the bestそれともlike ~ best、どちら教えているのかな?the seasonと答える生徒も多いのではないかな。/ I heard about that.それともI've heard ~のどらがいい?

6 対話文中の和文英訳、適文選択:
この流れで「写真の中の犬は、あなたのですか。」はなんだか不自然な感じ。後置修飾表現と所有代名詞を用いて疑問文に、しかも次のYes, they are.から複数形を判断させるというのはちょっとわざとらしいな。/ My family sends … それともMy family send … のどちら?familyって抽象的だね、父とか母とか兄とかなら。/ sends me movies…とmeがあったほうがいいと思う。

7 長文読解(英問英答・流れに沿った英文・日本語要約:
インターネットのことと新聞記事のことが話題になっているが、全体として抽象的で一生懸命読んでもイメージが湧いてこない。良い英文とは言い難い。/ 従って、(2)の流れに沿った英文を書けといわれても答えられないのではないか。/ (1)の英問が内容理解に迫る設問になっいないのもむべなるかな。/ これだけ長い文を読ませても「やった!」という喜びをどれだけ感じられるだろうか?/ 「注」をこんなにたくさん付けなければならない文でいいのだろうか?/ 引き込まれるものが見当たらない。

8 三つの絵の展開をふまえた英文を書く:
これもある意味自由に書かせる問題だが、高校の先生がたには採点しずらいだろう。/ 英語のどういう力を見ようとしているのかの公平な基準が不確かになる。/ 元気の出るような展開ではなく、結局"ガッカリ"。/ 回答例の英文でfor a long time とかit was getting cloudyとあったが、こういう状況では使わない言い方ではないか。例えばfor one hourとかbecame cloudyなどの方が良いのではないか?の長文読解の文も含めて、何か「言葉(英語)の感覚」がよろしくないという感じがするのだが・・・。

*(大栗さんから、埼玉県の入試問題を紹介していただき、比較検討することもできました。)

実践交流

The Reason I Jump  入試問題検討に時間を要したので、持ち寄りプリント紹介程度で終わりました。

 旧課程の英語Ⅰ・新課程のコミュニケーション英語Ⅰなどの「期末テスト問題」、漫画の英語(別紙)などでした。

 『自閉症の僕が跳びはねる理由』(東田直樹著)amazonへのリンク の英文翻訳『THE REASON I JUMP』(Translated by Keiko Yoshida & David Mitchell) amazonへのリンク の紹介もありました。

講読『The Freedom Writers Diary』

 時間が取れませんでした。



日時: 2014年3月23日(日)14:00 ~ 17:00
場所: 前橋プラザ元気21 5階・第53会議室
(エレベーター前の通路と反対側の通路の部屋です。→平面図
前橋市本町2-12-1
Tel 027-210-2199「中央公民館(前橋プラザ元気21内)」


より大きな地図で 前橋プラザ元気21および契約駐車場 を表示

※JR前橋駅から徒歩10分/中央前橋駅から徒歩5分

駐車場空き情報北側の道路を挟んですぐ向かいの立体駐車場の他、指定の駐車場があり、参加者は無料で利用できます。(上の地図の緑色の箇所) ただし、北隣の立体駐車場は混雑する可能性があり、入るのに時間がかかる場合があります。
駐車場空き情報(右のQRコード)
内容:
群馬県公立高校入試問題検討
恒例の入試問題検討です。今年はどんな問題が出されるでしょうか。
2014年首都圏公立高校入試>群馬>英語(東京新聞)
 PDFファイル 2014_gunma_exam.pdf(A4に印刷出来ます。)
ミニ実践交流
教材プリントなど持ち寄りましょう。授業以外の資料も遠慮なく持って来てお話してください。
(ご持参の際には、10部ほどご用意ください。ビデオの再生をされる場合は、機器の用意をしますので事前にご連絡ください。)
講読『Freedom Writers Diary』
2月例会のつづきです。
P.81 Entry4の途中 ~ P.96 Diary48
を予定しています。
※日記毎に主な担当者を決めてあります。
※新たな参加者はテキストがなくても、大丈夫です。
連絡・
問合せ先:
加藤彰男 クリックするとメーラが開きます。
見城昌平 クリックするとメーラが開きます。

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(2014年2月20日掲載/4月4日更新)