■ 東京新英研40周年記念 春の特別研究集会

2008年3月
<< '04年'05年'06年'07年'08年'09年'10年'11年'12年'13年 >>
3月11月
 3月28日に「東京新英研・春の特別研究集会」が開催されました。とてもすばらしい会となりました。

<午前>


1.東京の今~サークル祭り~

☆サークル紹介☆
(1)笑顔塾(第4金曜、江戸川方面)、(2)多摩サークル(土曜午後、多摩地区)(3)元気塾(第3金曜、市ヶ谷エデュカス)、(4)勇気塾(第2金曜、市ヶ谷エデュカス)、等々。

2.黒坂正文さん 奥さんのハープとともにコカリナコンサート


<午後>


3.勇気塾より:関口守義さん『人とのつながりを築く英語の授業』

 つけたい力「人と心をつなげる力」。
 自分を表現することで仲間と英語でつながる。声で隣りの人を結びつき、一人で無理なこともみんなでやっていこう、人と心を結びつけようと「ハッピーコミュニケーションタイム」「車座トーク」「お守り作り」など本当にたくさんの3年生での英語を通しての集団作りの実践を紹介してくださいました!

4.元気塾より:福島悦子さん『新英研で学んだ授業作り』

 つけたい力「英語を学ぶことを楽しむ力・自分の気持ちや考えを英語で表現する力・仲間のことをしっかりと聴く力・身近な仲間、そして世界の人々について関心を持ち、思いやる力・平和な世界を作るために行動する力」。
 9年間で自己表現活動を大切にしてきました。ベトナムで「平和はあるものではなく、守らなければいけないもの、作っていかなければいけないもの」と考え、夏休みには必ず海外旅行に「こどもの自己表現作品」を持っていき交流!2学期最初は旅行についての授業開きです☆今年は心からの「将来の夢スピーチ」を2年生と作り上げました。

5.笑顔塾より:岩崎友紀子さん

 つけたい力「仲間を大切にしみんなと連帯しよう・英語を使って自分を表現し、仲間の声に耳を傾けよう・世界について知り、日本についいても深く考えよう」お互いが知り合うための表現活動。自信とやる気をなくしている生徒に外国語でしか味わえないワクワク感や喜びを与えられるのは交流と自己表現!全国大会後発表後も、3年生とともに「夢、思い出、好きなことスピーチ」「セヴァンスズキさんのスピーチの多読から英語で感想」などたくさんの自己表現を紹介してくださいました♪

6.パネルディスカッション 柴田義松さん 柳沢民雄さん 阿原成光さん

  1. 新しい学習指導要領をどう見ているか
    阿原さん「国家主義的教育が強化されている。差別選別、格差拡大が強化されている。」
  2. 外国語教育の部分をどうみているか
    柳沢さん「オーラルコミュニケーション重視となっているが、生徒の現実に合わせた指導技術を作ることが大切。」
  3. 小学校での英語教育導入についてどう考えるか
    柴田さん「3,4年生までは楽しいとついてくるかもしれないが、5,6年になるとついてこない。失敗するだろう。しかし英語を学ぶことによって日本語とはちがうこういうところがあるのかと、国語教育ではできに日本語教育が英語教育ではできる。文学も大切にすべきである。」
  4. 英語教育をどうすべきか
    阿原さん「(1)自己表現で心を通い合わせる (2)辞書指導で言葉のひろがりを (3)自学独習・家庭学習を大切に。」
    柳沢さん「英語を教えることは心を豊かにすることでありたい。意識的方法を大切にしてほしい。知的関心と興味を引き出しながら、わかりやすく楽しい授業を組み立てるべき。」
    柴田さん「外国語を学ぶことで母語の自覚的な学習が可能になる。特殊性を理解するなど日本語をよりわかるようになるために英語を学ぶ。

(文責:多邊田)
(連絡先:安野寿美)
(2008年8月14日)