■ 埼玉新英研2月例会

2004年2月
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 2月例会は2月14日(土)、午後3時から7時まで、浦和岸町公民館 第一会議室にて。参加者11名。

報告Ⅰ 「自己表現に取り組んで」

荒井信次(さいたま市立大宮八幡中学)

 「例会でレポートするなど、大それたことはできません」という荒井さんを、長く地域で一緒に活動をされてきた菊地英さんから依頼してもらい足を運んでいただいた。
  画用紙にしっかり創作された英文絵日記は、どれもすばらしく、海外にも誇れるもので、ホームページで紹介すると交流にきっかけになると思われた。
(1)夏休みの課題の英文日記、
(2)MY Dream、
(3)英詩(5行詩)づくり
3つの自己表現の取り組みが報告された。
 新英研のサークルでの実践に学んだ実践には、蓄積が感じられた。英文日記を文化祭の一環としてよいものを褒賞し展示をした。評価のあり方に、教師が賞をあたえるのみならず、子どもたち同士で、また、ほかの教師からも賞を選んでいただくなどはどうかと、論議があった。
 MY Dreamについては、以前の教科書の時は、深まりがあったが、今のものでは、夢を考えることができないとのこと、ていねいな手だてが必要であろう。
 5行詩は、形がきまっているので、とりくみやすい。なかなか提出できない人には、じっくりと機会を待つ、宿題をどう出すか、どう徹底させるか、基本と表現のつながり、内容のない英文は暗記しにくいなど、さまざまな論議がなされた。

報告Ⅱ 「子どもに英語を教えてみて」

大村みさえ(児童英語指導者)

 大村さんはご家庭で近所のお子さんに、週に一回、英語を教えている。実際の子どもたちの様子のテープもあわせて、ご紹介いただいた。
  このごろは、教材の提供や勉強もできるので、ある英会話学校の児童英語教室として、やっているとのこと。テキストは、カラフルで子どもを、ひきつけるような工夫がある。フォニックスで文字とつづりの関係を教えたり、会話もする。果物や野菜のおもちゃも自腹で購入するなど、たいへんな努力をされている。
 大村さんのところで習っているお子さんのお母さんもおいでになったが、動機は、英語を習わせるというよりも、できるようになった喜びを大切に、また、すばらしい指導者との出会いを、というのが、なによりの動機だそうだ。
 大村さんも米語一辺倒のテキストには疑問があり、外国語をつうじて、みんなと仲よくなる、というメッセージを子どもたちに伝えたいという。4歳の幼児をはじめて教えてみて、早期英語教育によって母語も英語もできなくなる混乱はどうかという点について、こんな早期に 英語を教えてどうか、という疑問もあったが、周囲も英語は遊びということでわりきっているようだとのこと。
 新英研としては、一斉に小学校に導入されるのには 反対であるが、このような地域の方とは連帯できるのではと思われた。

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(文責:淺川)
(連絡先:浅川和也)