■ 長野新英研10月例会
2004年10月
2月3月4月8月10月
 10月23日(土)午前10:30より午後2:30ごろまで松本市中央図書館第5会議室で例会を行いました。参加者は5名でした。
 午前中は全国大会実行委員会を開き、大会の基本構想、記念講演講師候補の選出、映画、文化行事、広告とりなどについて話し合いをしました。
 午後は研究会を開催しました。主なレポートは次の通りです。

(1)普段の授業から

(中野実業高・内堀守先生)

 まず、大修館の英語教育の「リーデイング授業、今年は訳先渡しで」の記事を紹介。その後、教科書のLesson 8 Don't get lost.の授業プリントを紹介。道案内の教材を読解させながら、別に用意した地図に車の動きを記入させ、その発展として、中野駅から中野実業高校までの道順を英語で表現させた実践を紹介してくれました。
 また、2年生のリーデイングの、Lesson 5 It's the law.の課で、補助プリントでアメリカの変な州法を紹介。たとえば、コネチカット州では「逆立ちしながら通りをわたってはいけない」などのヘンな州法があることなどを紹介し、レッスンを膨らませた。

(2)中学3年生の長文読解の指導

(花里晴水先生)

 中学教科書New Horizonから長文読解用のプリントをつくり、CDを一回聞かせ、キーワードを確認した後、20分ほどで練習問題を解かせた実践。対象生徒は3年。教材の内容は、レストランでの注文の仕方がアメリカと日本では違うことを扱ったもので興味深かった。(注文の際、アメリカ人は無言で手をあげ店員とアイコンタクトをとるだけなのに対し、日本人は「すみません」と大声で注文する。)
 高校入試にむけて、長文読解力をつけることは、中学3年生にとって大切だが、入試対策とはいえやはり英文の中身が大切だと思いました。教材の題は"Excuse me".

(3)チャンク読みと自己表現作品の紹介

(大滝中小松功先生)

 英文の意味の切れ目で切りながら、音読練習をするためのプリントをつくり、単語の強勢、抑揚なども生徒に分かるように配慮した実践を紹介。
 また、文化祭で、各学年にさまざまな自己表現作品を作らせ、その実物を見せていただいた。My Pet, My History,Homestay in Australia.などの題で生徒は、綺麗な台紙に写真などを貼り付けて作品を作っていた。かなり難しい英語の表現を使った作品も見られ、感心させられた。

(4)Childcraft とWord Power 1500の紹介

(小林見法先生)

 Childcraftの洪水(Flood)についてのコピーを配布していただいた。今年は台風が異常多発。授業にうまく使えるかもと思った。また、Oxford University PressのWord Power 1500を紹介していただいた。楽しく語彙力をつける教材のように思う。

(5)恋の一行詩

(赤穂高伊藤晃)

 埼玉の田中渡先生の実践を定時制の1年から4年でやってみた。日本語を英語でうまく表現するのは生徒には難しかったが、作品から生徒の内面を探ることができたように思った。


(連絡先:伊藤晃 TEL 0265-73-4044)
(2005年1月14日)