■ 高知新英研8月例会
2003年8月
2000年‖2001年‖2002年‖3月4月5/7月8月11月
 11月9日の県教研には、午前中3名、午後4名が参加しました。

 午前中は、私以外の二人がまだ聞いていなかったので鳥飼玖美子さんの講演テープを聴き、感想を語り合いました。1人は小学校の先生だったので、ちょっと関心に合わないかなと心配しましたが、直接授業のヒントにはならなくても、「何のために英語を教えるのか」を考えることの大切さを感じてくれたようでした。
 午後は新たにおいでになった2名の中学校の先生から、
「例えば体育だって実技系の科目だけど、先生にプロ選手並みの技量がないといけないとか、プロのスポーツ選手にTTに入ってもらいたいなんて誰も言わないでしょう。それなのに、英語については当然のように言われるのはおかしい。」
「英語の教師にかけられている攻撃の本質が、保護者や他の教科の先生にはなかなかわかってもらえない。」
「今年から英語教師全員を対象に始まった研修に参加したけど、侮辱されているようで怒りを感じた。ところが終わっても参加者がお互いに感想を言い合ったりせず、ただ黙っているだけなのが信じられなかった」
…などなど、火の出るような発言が相次ぎました。

 鳥飼さんは講演の中で、英語を外国語として身につけているのだから、日本人教師が不完全であるのは当たり前なんだとおっしゃっていましたが、英語教育をゆがめる動きをやすやすと受け入れてしまうのは、英語教師こそが実はコンプレックスを一番強く感じているからかもしれないな、と思いました。

(連絡先:阿波谷博史)
(2004年2月14日)