新英語教育研究会 第47回全国大会 大分大会 本文へジャンプ

すべての子どもたちに外国語を学ぶ喜びと平和な未来をひらく力を

テーマ別分科会 8/2(月)9:00〜11:00


@ムッちゃんと私 佃 哲男(元中学校教諭、現地実行委員長)
 大分といえば「ムッちゃん」、彼女のことを知らない人はいない程忌まわしき戦争の犠牲者の代名詞、その少女がかつて別府に住んでいた。彼女は肺結核に倒れ、洞窟に隔離されて、寂しく息をひきとる。その事を英語教材にするために兵庫の故・伴和夫氏と協力して東奔西走した佃氏が「ムッちゃん」を通して平和への思いを縦横に語る。

A
APU(立命館アジア太平洋大学)の留学生との交流
 地元、別府にある大学の留学生を招いて、彼らが見た日本、そして諸外国の教育事情、政治、経済等、自由で気楽に語り合う場にしようと考えている。留学生は短期間で日本語をマスターし、日常会話にはほとんど苦労しないと言う。この大学に足を踏み入れてみるとまるで外国の大学に来たのかと錯覚するくらい、留学生がたくさん見られる、日本でも有数の大学であり、時間の許す方は一度訪問されてもいいかも?

B
思い込めた英訳「(被爆)体験集」 広瀬方人(まさひと) (『長崎の証言の会』代表委員)
 長崎で被爆体験を持つ広瀬氏は、悲惨な体験を後世に残すべく、英訳「体験集」を刊行。毎日新聞にも紹介された。高校の英語教師として、平和教育はもちろん、新英研会員としても実践を重ねてきた。1992年第29回長崎大会現地実行委員長。定年退職後も、大学で教鞭をとったり、語り部としての活動をしている。長崎原水協の初代事務局長、「長崎証言の会」初代事務局長、核兵器廃絶地球市民集会実行委員会(反核NGO)の初代事務局長等、平和運動に力を注いでいる。

ワークショップ 8/2(月)9:00〜11:00


C英語の歌を授業に 棚谷 孝子(神奈川・中)
 多くの先生方が授業に英語の歌を取り入れていらっしゃると思います。生徒たちは、卒業して何年経っても授業で扱った英語の歌やその授業を覚えているものです。歌の力って偉大です。私も60年代の中学生であり、ビートルズで英語を覚えました。どうせならより印象的に、より心を開いて歌えるように歌詞プリントも工夫します。

D
視聴覚機器iPodを使った授業 谷口 史恵(石川・中)
 もしあなたの学校の各教室にテレビが設置されているのなら、授業へ行くには教科書とワークシートのコピー、iPod1台でOKです。なぜなら、iPodたった1台で、CDデッキ・PC・フラッシュカードの役割を果たしているからです。また、動画も見せられるので、好きな歌手のミュージックビデオを見せながら歌の紹介もすることができます。少々値段は張りますが、これまでの視聴覚機器の中で最も手軽で機能性の高いiPodを使った英語の授業について紹介します。

E
韓国の英語教育 KETG(Korean English Teachers' Group)
 KETGと新英研の交流も10年目を迎えました。KETGは新英研を含め、海外の英語教育から様々なことを学びながら、韓国にふさわしい外国語教育の進め方を研究しています。日本より早く「小学校英語」や「英語で英語の授業を」の政策が進められてきた韓国で、今、どのような教育実践と研究が行われているかを発表していただきます。