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新英研 第40回全国大会(筑波山大会)
こだまよ,響け! 筑波(やま)の紫峰(みね)に!

大会40年のエッセンスがギュッと詰まった  新英研講座
<8月1日(金)20:00〜22:00>

   新英研講座・1    心を開く自己表現を目指して
田中安行(白梅学園短期大学)

 自己表現作品には子どもたちの姿と心が映し出されています。簡単な1行自己紹介から始まって,英詩,五行詩,1分間スピーチ,つぶやき短歌,英語ハイク,ピースメッセージ,自己表現英会話,英語交換ノートなど実に多彩で創造性に富んだ作品が生まれています。自己表現学習の中で,子どもたちは心を開いて自分の素顔を率直に出すようになります。

 心を開くということはコミュニケーションで最も大切なことです。しかし人間はそう簡単に心を開いてはくれません。そこに自己表現指導の苦悩と魅力があります。

 全国の実践を参考にしていろいろな作品の作り方を体験しながら,どうしたら子どもたちが心を開いて表現するようになるのか考えてみたいと思います。

   新英研講座・2    生徒の活動を引き出す楽しい授業
荒木好枝(東京都練馬区立北町中学校)

 チャイムが鳴り,教室に入る。「今日は何をするんだろう?」期待と好奇心いっぱいで,私を迎えてくれる子どもたち。
 彼らのきらきらした瞳を見るとき,教師として最高の幸せを感じます。

 子供たちはいつでも「分かりたい,できるようになりたい。」と思っています。その気持ちを大切に育てていきたい。これこそが教師の使命であり,楽しみではないでしょうか。
 ちょっとした工夫にも子供たちはアッと驚き,「ウン,わかった!」とうなずきます。そのような楽しい授業を作り出していきたいものです。私の実践は新英研から学んできたことばかりです。

 わずかでもその一端が,この講座でお伝えできればと思います。

   新英研講座・3    英語教師の私の歩み
米蒸健一(自由の森学園中学・高校)

 一英語教師が,新英研と歩んできた道を振り返り,授業・実践・研修などについて語ります。それをたたき台にして,参加者がお互いに学びあえたらいいと考えています。

  1. 新英研との出会い(どういうきっかけで新英研を知り,新英研をどう受けとめたか)
  2. 所沢英語サークルでの活動('75年に公立中学の教員に)
  3. 埼玉新英研と全国大会(何を学んできたか)
  4. 自由の森学園で学んだこと('89年に自由の森学園に移り,そこで発見してきたこと)
  5. 英語教師の研修(私なりの研修のあり方)
  6. 教師のあり方(英語教師の前に,生徒を育てる教員として心がけたいこと)

   新英研講座・4    心を育てる英文教材の開発
安藤富雄(日本福祉大学)

 英検の取得やTOEIC・TOEFLへの挑戦・海外留学など,英語を学ぶ目的が最近ではずいぶんと実利的なものに様変わりしてきました。
 一方では英語を読み取る力の著しい低下と,英語嫌いのままで大学に入ってくる学生がますます顕著になっています。

 新英研運動の特色の一つは,その揺籃期から自主教材を開発してきたことです。そこには外国語教育の目的を,その実用性だけにとどめないで,人間形成にまで広げたいという願いがあります。

 1980年代の中頃から始まった高校教科書作り「COSMOS」(三友社)は,その具体化にほかなりません。それに最初から関わってきたものとして,生徒の心をとらえ,育んでいく教材作りの話をします。


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