■ 東北ブロック研究集会

2006年

2006年 第37回東北新英研秋季研修会


 第37回東北新英研秋季研修会は11月18日〜19日に北上市さくらホールにて開催。 参加者9名。

加藤さん(群馬)

 群馬新英研の加藤さんが特別レポーターとして参加してくれました。
 「英語を勉強するのは仲良くなるため」と生徒に語り、そのための様々な工夫を披露してくれました。授業の初めにCDを流し、雰囲気を柔らかくしながら、生徒とコミュニケーションをとる。ビンゴで自分の友達のことを知ることで新しい発見をする。置いてけぼりを作らないようにペアワーク・グループワークを工夫しながら進め、さらに全然分からないという生徒ための自主プリントを作るなど、次々とあふれ出るアイデアとエネルギーに圧倒されました。
  「現在の勤務校では、私語は多い。その際は一番しゃべりたいやつとおしゃべりしながら授業を進める。厳しくきりきりやると生徒は離れる。」たくさんの準備をして、その上で気持ちに余裕を持ちながら授業を進める実践にすごさを感じました。
  参加者からは、授業のスタイルを目の前の生徒によって変えている。アイデアもあふれているし、情熱もすばらしいなどの感想が出ました。

今松正明さん(岩手)

 今松正明さんは、現任校での3年半を振り返っての報告。音読の声が大きいクラスの成績が良くなるなど、音読の大切さを実感したとの報告。
  また、岩手での高校入試での英語応答試験が廃止になった理由について詳しく話を聞きました。

二階堂次男さん(福島)

 二階堂次男さんは小学校英語の導入についての問題点について、韓国の状況との比較から始めました。郡山の特区の教師の研修は1日だけ。経験者の実践を聞くだけ。続けることで先生方が擦り切れていく可能性がある。英語で他の教科を進める学校では、家庭で復習を付きっ切りで行わないと次の授業についていけない。
  石川県では、6年生の後半で中学校の教科書の前倒しが行われている。小学校の採用試験にも影響を与えているとの報告がありました。
  そして、25年間続けた「英語通信」について、膨大な資料をもとに説明してくれました。

(連絡先:成田茂樹)
(2007年5月14日)