神奈川新英研3月例会(2022年)

2024年5月6日

■3月例会(オンライン)報告  2022年3月20日(日)

◆中学校実践報告:

「小学校英語教科化第1世代~1年間でやったこと、4月最初の5時間でやること~」
 伊藤智子さん(東京・練馬区立大泉学園中学校)

●レポーターから:
前を向いて進んできた1年間。ここで中1の授業&評価を振り返り、希望をもって4月の作戦を立てます。なにを・いつ・どれくらい・どのように配置したらよいのか、それはなぜ良いのか(または良くないのか)。できない理由や言い訳を探すより、中学生の姿と意見を基に活動を調整&再構築しています。ご指導お願いいたします。

●参加者の感想

  • 小学5年生や外国の小中学校との交換授業がとても印象的でした。量にこだわり、易しい内容の英文を繰り返し練習し、発表したり、書かせたりする実践はマネしたいです。
  • 伊藤さんの年間計画、評価の観点など何度か伺っているが、今回、よりクリアに共感できた。「やってみたい。言ってみたい。」という生徒起点の発想ではじめ、教師が手を出さず、しかし練習量と正確さは保証する。この理論に大きく納得した私の周りの若手の先生方も伊藤実践を自分なりにアレンジしてされています。新英研ブロック集会や例会がオンラインで参加しやすくなり、自分の職場や地元で教材交流が活発化したのはこの2年の大きな変化でした。
  • 綿密な計画と信念に基づいた素晴らしいプレゼンでした。自分の生徒は出来る!と信じて様々な活動を仕掛け、できたことを端的に誉める。できないことを絶対に指摘しない。生徒同士の学び、自己調整はどんな教師の教えより良い学習になる。などなどたくさんのことを教えて頂きました。

◆高校実践報告:


「音読劇で変わる、伸びる、生徒たち」
尾形春香さん
(名古屋経済大学市邨高等学校)

●レポーターから:
大学生の時に出会って感銘を受けた音読劇(Readers Theatre)の手法を活用し、少しでも授業内で取り組めないかと毎年試行錯誤しながら実践を重ねてきました。今回は、Readers Theatreとは何かを共有させていただいた後、高校1年生、高校3年生、そして他校の高校生たちと実施した3つの授業の報告をさせていただきます。生徒たちが書いた振り返りを通して、彼らの変化・伸びを先生方に感じ取っていただけければ大変嬉しく思います。

●参加者の感想

  • 高校の英語は入試対策等もあるせいでしょうか、機械的だったり、殺伐としているイメージがありましたが、朗読なら教科書も使って負担なく出来るし、癒やされる・考える授業になると思います。高校生もとてもかわいいですね!
  • 音読劇が協同学習の一つの方法になると思いました。登場人物のイメージから声の質や、話す速さ、感情表現を入れるのは分かり易いかものしれませんが、ナレーターの部分はそういう個性をどう出すのだろうかと思いました。教科書で音読劇に適した課があれば実践してみたいです。ナレーターの英語表現が、ご自身がRTを体験された経験をもとに、生徒達に願う姿、力がとても温かく、明確だった。RTで扱う教材も、「深めることができ、社会性のあるもの」という視点も尾形先生の指導観、教材観の確かさを感じた。
  • 生徒さんに自然と寄り添える優しい先生で、学習に時間がかかる生徒への愛情と配慮をあちこちに感じました。 英語力は高くなくても解釈力がある等、生徒のそれぞれの得意なことを生かしてあげようという気持ちも伝わりました。Readers Theatre、今度こそ参加します。ナレーターの読み方についてさらに学びたいです。

●近況、授業に関して困っていること

  • 高校の新カリの評価方法が、勤務先で全く決まっていない状況です。職員会議でも提案しましたが、早くても4月の授業が始まってからになりそうです。何とかして3月中には大枠を決めたいのですが、具体的な資料などありますか。
  • 3観点、授業数確保、補充教室や質問教室が生徒教員への負担軽減の名の下実施してやれないこと(歓迎すべきことではあります。対応策として、授業で全部救う、にしていますが・・)
  • 卒業式の後に去年、今年と授業をもった生徒が講師室に挨拶にきました。英語の歌や新聞の記事も教材にしたことで英語を勉強したいと思い、志望した英米語学科に入学することになったそうです。行事等が中止や大幅に制限された中で過ごした2年間に、限られた数の対面授業(生徒の表情が見える授業)を大事にしたことが良かったのかなと思います。
  • ブロック集会、他ブロックの例会以外にもRT研究会、個人的に同じ教科書の伊藤さんや尾張さんと連携している。「よくわかる、楽しい授業」への追求は目の前にいる生徒との関係も含めて、毎年変化し、継続していくと思う。

●今後の例会で取り上げてほしいテーマ、話を聞きたい講師・レポーターなど

  • 新カリの評価評定

日時:2022年3月20日(日) 午後3:00~5:30

3:00 ~    入室開始
3:10 ~ 3:55 中学校レポート
3:55 ~ 4:10 質疑応答
4:20 ~ 5:05 高校レポート
5:05 ~ 5:20 質疑応答
5:20 ~ 5:30 事務連絡・アンケート記入

中学校実践報告:
小学校英語教科化第1世代~1年間でやったこと、4月最初の5時間でやること~
  伊藤智子さん
(東京・練馬区立大泉学園中学校)

 前を向いて進んできた1年間。ここで中1の授業&評価を振り返り、希望をもって4月の作戦を立てます。なにを・いつ・どれくらい・どのように配置したらよいのか、それはなぜ良いのか(または良くないのか)。できない理由や言い訳を探すより、中学生の姿と意見を基に活動を調整&再構築しています。ご指導お願いいたします。

高校実践報告:
音読劇で変わる、伸びる、生徒たち~」
  尾形春香さん
(名古屋経済大学市邨高等学校)

 大学生の時に出会って感銘を受けた音読劇(Readers Theatre)の手法を活用し、少しでも授業内で取り組めないかと毎年試行錯誤しながら実践を重ねてきました。今回は、Readers Theatreとは何かを共有させていただいた後、高校1年生、高校3年生、そして他校の高校生たちと実施した3つの授業の報告をさせていただきます。生徒たちが書いた振り返りを通して、彼らの変化・伸びを先生方に感じ取っていただけければ大変嬉しく思います。

●参加申し込み:

会報担当・和田にメールを下さい。 URL、IDとパスコードを送ります。
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★次回以降の例会予定

神奈川新英研HP

2024年5月6日神奈川

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