『新英語教育』　2015年７月(551号)

2015年6月1日

　特に高校現場を中心に，教師の問題作成の負担軽減のため，調査書作成時の平等性のために，統一教材・統一テストが行われています。しかし，教師が自由に教材を選べない，自分が授業で教えたことを試験に出題できないなどの問題点も存在します。本特集では，統一教材・統一テストの問題点とその打開策について考えます。巻頭論文と覆面座談会で「統一教材・統一テストの問題点」を明らかにし，中高の実践論文ではその問題点を克服する実践を紹介します。

特集	「統一進度・統一テスト」を問う

●巻頭論文
統一教材・統一進度・共通テスト制度について考える
―三上満氏に捧げる―
　島崎嗣生

●座談会
統一進度，統一テストから見る高校英語の授業
　元東京私立高校Ａさん，埼玉公立高校Ｂさん，東京公立中学校Ｃさん

●実践高校
高校における統一進度・統―教材・共通テスト制度
の問題
一統一進度共通テストにおける自主教材の取り組み
　埼玉県高校教員

●実践中学
少人数授業から考える
　東京都中学校教員

●特別記事
新英研第52回全国大会(新潟)［基調提案］
　新英語教育研究会　基調検討委員会

今月の詩

Readers’ Square―読者の広場

英語教育と私　その４
　大浦暁生

Essay ことば
特別でない特別支援教育
　伊藤　稔

どうする日本の英語教育　第16回
リスト化・数値化の危険性
　柳瀬陽介

授業づくり講座　第40回
パワーポイントで効率的に，プリントでじっくりと！
～教科書に入る前の学習として～
　成田茂樹

授業をおいしくするスマイル・レシピ　８２
「自分の得意なこと」を見つめて
～テーマ学習"This Is Me"のappetizer～
　町田淳子

CREATIVE TEACHING
中学教料書の創造的な扱い方

１年　Sunshine
PROGRAM 4　What-do?と
How many…s?を身につける
　野村直子

２年　NEW CROWN
私たちの未来のためにすべきことを表現したい！
　菊池敦子

３年　NEW HORIZON
Unit 3　Fair Trade学びについて考える
　宮崎千賀

高校英語の創造的な扱い方
教育心理学を利用した実践あれこれ(3)
―歌と文法の関連づけ―
　村田純一