■ 神奈川新英研3月例会報告

2021年3月
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3月5月7月
2021年3月21日(日) Zoom 12名参加
3月21日(日)にオンライン例会を行いました。午後3時から2時間。12名参加。
レポーターはお二人とも関西から参加してくださいました。

【中学実践報告】


「自己・他者の肯定感を育む表現活動~小中を接続した表現活動を通して」
松本志津子さん
(京都教育大学附属桃山中学校)

 松本さんは小中学校の児童生徒たちが、交流授業により自分や他者への肯定感が生まれるだろうと仮説を立てた。1学期、中学生(1年)が小学生(3年)に楽しい英語ゲームのやり方をビデオレターで紹介した。2学期にはマッチングゲームによって、ペアになるグループを作り相手のことを知り合う(1回目)。中学生がその時のインタビューを基に小学生ペアパートナーに送る絵本を作って送る(2回目)というもの。絵本は音で聞き分けられ、相手の名前を入れて親しみが湧くものにした。中学生は小学生を励ますことで自分をも励ましていく実感が得られたとのこと。「他者と関わって一緒に何か作る時、自己肯定感が生まれる。今ますます必要になってきている」「教員間でもコーヒーを一緒に淹れて飲むようなことが足りないのではないか」等の意見が述べられた。

参加者の感想より


【高校実践報告】


「より有機的な授業を求めて~映像と言葉の意味に向き合う」
吉浦潤次さん
(元大阪府立高校教員)

 三年生のリスニング演習での授業の報告をされた。若林俊輔氏の言葉、 "Tell me and I forget. Teach me and I remember. Involve me and I learn."の最後に、松本さんの実践とも通ずるものがあると。吉浦さんは教育としての英語の授業には「好きにさせる以上に大切なものがある」と言う。それは深い授業であり、「学期に1回は深い授業を」と提案された。また、静かに自分のクリエイティブな想像力・思考力と向き合う「言葉と格闘する楽しさ」を味わう授業であると。一つは『アナ雪』のLet It Go の場面から歌える日本語の訳詩を集団で作らせ、発表し合った実践。原詩の音節数に合わせた日本語を考えさせる。(シートがひらがな一つずつ入れるマス目になっているのが秀逸)時間をかけ、満足のいくものができたが、他のグループを聞くとさらに上手なグループがいると刺激の与えあいがあったようだ。もう一つは映画『インビクタス』の1シーンに簡潔でそぎ落とした字幕(1秒に8文字といわれる)をつける作業。
★参加者とのQ&A
「生徒が食いつくかどうかは事前に読めるもの?」「分かる。感動を掻き立てられる。魂をゆすぶられるそういうものでなければ教材にしない。ハワイ王国の滅亡の英文教材を作り、やった。生徒は知らなかった。意識を持つようになった。私自身がこれは伝えたいと思うものを生徒に作って授業する」
(文責:棚谷孝子)

参加者の感想より





●日時: 2020年3月21日(日) 午後3時~5時

 3:00 ~ 入室開始
 3:10 ~ 3:40 中学レポート
 3:40 ~ 4:00 意見交換
 4:00 ~ 4:30 高校レポート
 4:30 ~ 5:00 意見交換・アンケート記入
●参加条件: 神奈川支部会員、事務局が参加を認めた方
●参加申し込み:
 会報担当・和田にメールを下さい。

URL、IDとパスワードを送ります。
●内容:
●中学実践報告
「肯定感を育む表現活動~小中を接続した表現活動を通して~」
松本志津子さん
(京都教育大学附属桃山中学校)
レポーターから:今回は、昨年度、「自己肯定感を育む授業」を小中で連携して行いたいと考え、実践しました。実践を経て得た成果や課題、また自己肯定感を育む授業とはどんなものかを実践と理論を重ね合わせて考えました。みなさまと学び合える時間となりますことを楽しみにしております。

●高校実践報告
「より有機的な授業を求めて〜映像と言葉の意味に向き合う」
吉浦潤次さん
(元大阪府立高校教員)
レポーターから:大阪府立高校を退職した後、非常勤で高校三年生対象に行ったリスニング演習での授業をご報告します。言葉の意味や音に向き合い、英語の力をつけていく一つの方法としてみなさんとシェアできれば幸いです。

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(2021年3月12日掲載/5月15日更新)