■ 山梨新英研1月例会

2014年1月
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1月3月
 1月25日(土)に南アルプス市櫛形生涯学習センターにて1月例会がおこなわれました。

生徒が授業に取り組みやすい工夫

 レポーターは坂田梨紗さん。坂田さんは現在市川高校に勤務し、主に1年生を担当しています。日頃の授業の取り組みについて報告していただきました。

 坂田さんの授業は、生徒が授業に取り組みやすいようにいくつもの工夫が施されています。自己紹介TFクイズ、例文作り、単語当てクイズ、独り言、単語ゲーム、音読など授業にアクセントを加え、生徒が楽しく学べるように仕掛けていきます。自己紹介TFでは、自分に関する英文を3つ作って発表し、他の生徒たちはその自己紹介の文が、TrueなのかFalseなのかを予想しハンドアウトに記入します。例文作りは、教科書で習う文法事項を使って独自の例文をつくり、それを使ってペアで音読などの活動をおこないます。

 リーディング指導では発問に工夫を凝らし簡単な穴埋めの質問から英問英答へ、そして推論発問へと発展させ、読み取りを深めていきます。最初は答えられなかった生徒も徐々に推論質問にも慣れていったようです。その他、ALTとの授業、語彙指導、アニメに台詞を入れる活動など、多くの小技大技が披露されました。
 また、「日本語訳」の位置づけについて意見があり、生徒のレベルに応じてどの程度まで必要なのかを見極める必要があるなど意見交換がおこなわれました。

 自身の課題として、英語で授業を進める時間の増加、基礎的な力をつけるトレーニングの継続、ペア活動の充実、速読多読、表現活動などがだされましたが、なんとか生徒に英語の力をつけてあげたい、英語を学ぶ楽しさを伝えたいという坂田さんの強い思いが報告全体から伝わる実り多い例会となりました。

(2014年3月16日掲載)