■ 神奈川新英研9月例会報告

2009年9月
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2月3月4月5月6月7月9月10月11月12月
 09年7月11日に大倉山記念館にて。参加者22名。

●研修報告(高校):
「オーストラリア留学・TESOL(英語教授法)修士課程で私が学んだこと
 ~学ぶ喜び・生きる喜び~」

小泉香織さん(橘学苑中高)
 オーストラリアのウーロンゴン大学院での1年間の留学を終え、現在も国内でインターネットを通じて論文提出。初めての海外留学で感じた「学ぶ喜び」「生きる喜び」を伝えてくださいました。
  • 小泉先生が留学を決意した理由:「英語科のカリキュラムの見直しと改革が問われるなかで自分の『軸』を持つため」ほか。
  • 座右の銘:世界を変えるにはまず自分から(ガンジー)
  • Wollongong大学を選んだ理由:「比較的短期間で終了できる(1年間通学+帰国後通信教育[distance program]インターネットで課題提出しながら4科目をとる)」ほか。
  • 留学費:かかった費用は全部で180万円くらい。

<留学中の教育課程>

  • アカデミック準備コース(10週間)
  • TESOL修士課程:4科目履修→ (1)Introduction to Educational Research(必修)、
    (2)Assessment in TESOL、
    (3)English in Specific Contexts:English for Specific Purpose(ESP)
    (4) Second Language Literacy

<帰国後>

  • 通信教育:2009年2月から1ターム(3ヶ月)で1科目のペースで取り組む。
    (1) Materials and Technology in Second Language Teaching 
    (2)Management and Curriculum in ELT 
    (3)Teaching Pronunciation and Prosody 
    (4)Learner's Problems

●実践報告(中学):「表現する意欲を高める学習指導」

郷 志帆さん(横浜国大附属鎌倉中学校)
 郷先生のお人柄を反映した端正な授業です。「みんなが周りにいるといいなあと思わせたい」という郷先生の熱い思いは生徒に伝わっていることと思います。「わざと、書かせないようにして、書きたい気持ちにしてから『書いてもいいよ』と言うようにしている」「5分しかあげられないけれど、書き続けられたらすごいよね~、と声をかける」など、学習者の心理をつかみ、心を育てる工夫が随所にありました。
 郷先生は生徒が英語を使って表現したい、という意欲を高める場面や状況を設定する工夫、自己評価・相互評価力を高めるための振り返り活動やテスト、評価の工夫などについて、紹介したいとレポートを始められました。4月に過去形、不規則動詞を「インタビュー・レポートしよう。春休みについて話そう、書こう、ちょっと詳しく伝えよう:My Family」など中学2年の年間指導計画を詳細に述べていただきました。

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(2009年5月10日/2010年6月6日更新)