■ ちばらき(千葉+茨城)3月例会

2008年3月
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3月9月
 3月26日(火)午後2時より柏市中央公民館にて7名参加。

宇野

 内容は今年度の小さな実践持ち寄り会。
  まず宇野が異動したばかりの学校で初めてやった「協同学習もどき」の授業。去年の『新英語教育』3月号あたりに特集された協同学習に触発されて実施。
  難しい教科書をプリントを使って4人グループで話し合いながら読み進んで行きます。 終わったら確認のための一斉授業。この時に個人を指名するかグループを指名するかはクラスによって違いました。
  うるさくてどうしようもないクラスと質問したことをちゃんとグループで話し合って答えを出すクラスとにはっきりと分かれました。不思議です。

石井輝さん

 次に石井輝さんが高校でやったImagineを使った英詩作りと今の大学でやったSelf Introductionと去年話題になったWell Done British Airways!のプリント、そしてStudent Timesの記事を使ったThe Year of the Ratのプリントの紹介。

岡野駿一さん

 次は10年前に高校を退職した岡野駿一さんが今やっている新日本婦人の会の英語講座で使ったプリントの紹介。
  高齢者が多いので、いくらやっても記憶に残らず、たまたまその教室に来たオーストラリア人にも日本語だけでいろいろ話しかける始末で、その時はさすがにショックを受けたとのこと。でも英語を勉強すること自体を楽しんでいる様子だとのことでした。

新妻さん

 次に新妻さんの「多読のすすめ」。2年前の関ブロ千葉大会で聞いた多読の研究成果と実践報告に触発されてやってみた実践で、1冊の本を読み切るのは無理だと判断し、授業のwarm-upとして各回完結。10分から15分で、注釈付きの英文を読み、簡単な内容把握確認問題をやって終わり。
  多くの生徒が内容の7割程度は把握できていて生徒も評判も上々。勤務校で英語教員はひとりだけという強み(?!)もあり、スムーズに続けられている。今年の全国大会でのレポーターに決定したということで、詳しくはそちらでぜひ。

高木繁さん

 最後に高木繁さんが、毎朝1年生だけ5分早く登校させて行っている朝自習"Intellectual Power Training"の紹介。
  毎日学年所属の副担任が様々な話題を新聞から見つけてきてその中から漢字書き取りや言葉の意味や定義、英語の質問などの問題を出す。3日に1回問題作りが回ってくるのでこれは大変だが、生徒の力にはなっている。
  1クラス芸術コースがあるので、絵を交えた自己表現をさせたら、返却するにはもったいない素敵な作品がたくさんでき上がった。 映画"School of Rock"を全部見せ、その中の一部のシナリオを暗唱させたところ、その芸術コースの生徒たちは役者になり切ったような演技までしたのとこと。
  発表はされませんでしたが、茨城の根崎さんは、いろいろな角度から質問をされて、議論を深めて下さいました。

家森二郎さん

 また、一昨年退職され、1年余りの間イギリスとアイルランドで大学生として過ごしていた家森二郎さんが久々に参加され、5月の総会ではそのお話を「講演」としてしていただくことになりました。

 無理を言って合同例会に付き合っていただいた茨城支部のみなさん、どうもありがとうございました。来年は茨城でちばらき例会を行うことを確認してこの例会を終えました。

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(連絡先:宇野智之)
(2008年7月25日)