■ 埼玉新英研9月例会

2007年9月
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2月6月9月12月
 埼玉新英研2007年度9月例会が9月29日(土)午後1時30分より5時まで、さいたま市立桜木公民館でひらかれました。
  大栗健二さん(草加市立草加中学校)による「歌とスキットと4人班の中2の授業」と瀧口優さん(白梅学園短期大学)による「大学生とつくる英語の授業ー歌や映画を選ぶことから」という2つの報告をいただき論議しましした。

大栗さん

 大栗さんは、自分が授業も担任もしていない生徒の冷やかされることがあるが、どうしたらよいかという問いかけから、はじめられた。相撲部の生徒とのことからALTが相撲に興味をもっているので、ビデオをとらせてほしいとか、そのお礼に京都への修学旅行で土産を差し入れたり、やはり、食べ物は効くそうだ。大栗さんは授業で人生を語る。毎年のように製本して、新英研大会におひろめする教科通信の冊子は、その集成だ。生徒は通信とプリントを欠かさずノートに貼る。ノートにはページ番号を打たせると、スムーズにすすめる、ちょっとしたノウハウである。教師からのメッセージは声にだして読みあげ る。昨年は、同僚とのティームティーチングをすることになったのだが、教室に2人教師がいるなかでの奮闘をうかがった。いつもながらの情熱に圧倒される思いでした。

瀧口さん

 瀧口さんは毎年のまとめをつくられている。今年のものは、すでにNo 33を数える。主として、学生からの要望を、歌や映画を選択する際に重視するということをめぐっての論議であった。アンケートをみると学生の要望は、ほぼ教師が用意したものであって、そのプロセスが大事とのこと。映画を使った授業には、映画の場面から30分ほどをとりだして、プリントなどをつくるとのこと。次が見たいという学生の反応が醍醐味。レポートからは離れたが、小学校で授業をされた経験をうかがった。小学生にも何がやりたいか、とたずねたという。高学年からの英語活動の必修化になるようだが、高学年の児童たちはいたって大人であり、新英研がつちかってきた教材や方法が生きるのではないかとのことであった。

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(文責・浅川)
(2007年11月27日)