■ 静岡新英研9月例会
2006年9月
静岡新英研の学習会を去る9月28日に島田商業高校で行いました。参加者は6名でした。
(1)新英研全国大会「第五福竜丸」の話(鈴木光治先生)
- 悲劇の歴史という側面だけでなく、その後の平和運動を生んだ契機として、学ぶべきものは大きい。
- 地域教材としても優れている。日本の漁業技術、医学水準の高さ。
- 絵本「ここが家だ ベン・シャーン第五福竜丸」(2006/9/1刊)を手に入れた。(絵ベン・シャーン、文・構成アーサー・ビナード、集英社刊) 第五福竜丸の連作を描いたベン・シャーンの絵が絵本となって再登場。事実を見つめ、描くベン・シャーンのデッサン力には本当に驚かされる。アメリカ生まれの日本語詩人アーサー・ビナードの文も素晴らしい。
- 岡本太郎の壁画「明日の神話」
静岡空港を建てるより、こういった文化を作る意義の方が大きい。事実、焼津には事件後、写真家のロバートキャパが訪れたり、ベン・シャーンが作品にしているのだから。
(2)新英研全国大会総括実行委員会報告(枝村先生)
・静岡担当の「行事」反省
(3)英字新聞を授業で〜「靖国問題」を諸外国はどう見ているか(粕谷先生)
- 3年Reading の授業でとりあげた。
1時間目 小泉首相の靖国参拝が世界でどう捉えられているか。提示、解説。読んだ感想を各生徒に書かせる。
2時間目 生徒が書いた「感想」まとめを皆で読む。
3時間目 「誰々さんの意見について」意見を書かせる。 - できるだけ、事実をと考え写真を見せた。
- ALTがインターネットから諸外国の対応の様子を様々な新聞から拾ってプリントにしてくれた。
(4)教科通信を通して(山口)
・今年度、第3号の教科通信を作る中で教科通信の利点を感じた。
- 生徒の文章、作品を載せる。宿題の出しっぱなしでなく、皆にFeed backできる。
- 生徒同志が友達の作品や文章から学ぶ。
- 時事問題を紹介することができる。(ALTが今回は9.11のことを書いてくれた。映画紹介等)
- 言葉を使って世界に繋がる。映画、文学作品に繋がる。→年度末に綴じたら良い。卒業していった生徒に「どんな参考書を使ったか」を書いてもらったら生徒は関心深く読んでいた。
(5)Team teachingから(山口)
新英研の大会で手に入れた三浦孝先生他著「ヒューマンな英語教育をしたい」を使って授業をした報告。@言い換え作文(Guided Composition)AメリスのGuess what it is!など。
(連絡先: )山口良二 (2007年1月7日)