■ 埼玉新英研10月例会

2006年10月
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3月5月6月10月12月
 さいたま市立桜木公民館にて、10月29 日(日)午後にひらかれました。

<報告1>「英語劇にとりくんで、他」

牧口和子(本庄高校)

 総合学習の時間に、10月下旬から7、8時間かけて、原稿づくり、練習にとりくみ、クラス代表を決め、学年での発表会を行ったとのこと。とりくみにあたっての学年4人の英語教師の様子や、教師による劇が生徒に大受けしたことなどについて、話し言葉で、語りかけるようにレポートに書かれており、プロセスがよくわかった。
 劇に真っ正面からとりくむのは、たいへんだが、演劇的(シアターとしての)手法を授業にとりいれることは、大切である。高校での総合学習にも話はおよんだが、熱心な方がおられないと、とりくみは長続きしない、とのこと。なによりも生徒も教師も楽しむことが大切である。

<報告2>「国際理解教育を目ざした教材づくり
   ~テーマ別英語学習の可能性を生かして~

町田淳子(ベル・ワークス)

 ベルワークスとして、GITCの仕事を引き継いでいる町田さんから、短い時間であったが、10年来の教材づくりのプロセスを知ることができた。
 まず、ワールドスタディーズからの国際理解教育の定義を共有した後で、学習のねらいとして、どのような知識や姿勢、技能をそのユニットで身につけるか、出しあった。このブレーンストミングが教材づくりの基盤である。テーマから出発して、例えば、地雷なら、どうか、地雷に関する知識、影響など、共感やどうしたらよいかプランをたてる、知ったこと、伝え・表現することなど、要素を抽出するのである。そして、活動を位置づける。
 学校の教室では、みられない、ていねいなプロセスが想起される。中学高校の教科書には、さまざまなグローバルな課題がとりあげられている。語彙などは難しくなるだろうが、GITCが生みだした教材群やすすめ方は十分、わたくしたちの実践をゆたかにするものであると思われた。

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(文責:浅川和也)
(連絡先:浅川和也)
(2007年5月14日)