■ 埼玉新英研5月例会

2006年5月
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3月5月6月10月12月
5月13日(土)、さいたま市岸町公民館第一講座室にて、5月例会がもたれました。

通訳養成法で情報整理トレーニング

 前半は、神奈川から冠木友紀子さんをお迎えして「通訳養成法で情報整理トレーニング」を体験しました。
 もう10年以上も前、アレンネルソンさんに注目されて、ぜひみなさんに紹介したいというお話を、冠木さんからいただいたことがあります。通訳学校で本格的に勉強されて、プロの技を身につけられたといいます。
 以前、神奈川新英研の例会でもなさったように、まず参加者から1分で自己紹介して、それをランダムにあてられた人が英語で通訳するいうことをしました。その体験にもとづいて、練習方法の紹介や理論も話し合いました。
 通訳は、音声主体であり、時間とのたたかいであるということを実感するとともに、もとの話をどう伝えるか、論理の見取り図を持つことが強調されました。通訳の演習が情報整理トレーニングになるとのことです。聞いて読んで、シャドーイングをした後、再生して、録音し、訂正するという方法は、忙しい英語教師の方々もとりくめる方法として、おすすめとのことでした。

<実践報告>中学生のコミュニケーションストラテジーを使って話す力を高める

 つぎに高田ひろみ(桶川中学校)さんから「中学生のコミュニケーションストラテジーを使って話す力を高める」という実践報告をいただきました。
 「コミュニケーションストラテジー」を選択の授業で教えたということでしたが、 普段のクラスにも十分取り入れることができるものです。こちらでも実際に活 動をしながら、すすめられました。
  ペアやグループで、指示された(赤、赤、黄)色のものを、Apple, Tomato, Bannnaというように答えるというウォーム アップ。ラミネート加工された人物のカード(表にその人物のイラスト・裏にどのような人なのか情報が書かれている)を用いたインタビュー。
 また、4コマまんがをグループで再生するのに、グループから一人づつ順番に廊下にださせて、その人たちに英語での説明を伝え、その人がもとのグループに戻って話すという活動など。テンポよく、飽きないように授業を組み立てているのが鍵になっているということを実感しました。

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(連絡先:浅川和也)
(2006年8月27日)