■ 神奈川新英研7月例会
2006年7月
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2月3月4月5月6月7月11月12月
 7月8日、大倉山記念館にて、参加者11名。

●デモンストレーション

「洋楽で英語学習と世界平和を!〜Repeat Master が実現する新しい語学学習の世界」

井川明彦さん(Sanukiya Corporation)・鈴木政浩さん(西武文理大学)
 2001年ニューヨークで9.11を体験した井川さん。世界平和の大切さを身をもって実感され、英語教育を平和教育ととらえ、洋楽を教材に英語を学ぶパソコン・ソフトを開発しました。速度調節や繰り返しの工夫があります。
・開発の動機:
多くの罪のない尊い命がアメリカ本土で奪われた事に反応し、テロとの戦争をサポートする人が過半数を占め、一気に戦争に突入。毎日、テレビゲームを見ているかのように空爆の様子が放映され、罪の無い人の命が巻き添えになっている事が正統化されている事に疑問を覚える。声を上げて戦争反対を唱える人は、まだ僅かだった頃、無記名でジョンレノンの「Imagine」の歌詞を一面新聞広告し、それが小野洋子さんであった事を知る。そして、「国・宗教・言葉を超えた相互理解が誰でもイメージできる。」と言う内容の歌詞に改めて感銘を受ける。国際的な相互理解に不可欠な「心のグローバル化」をテーマに絶えず色々な事を考え始めることになる。
・時期:
平成13年12月プロジェクト発足。http://www.sanukiya.com/参照

●実践報告(中学)

「3年生の前期の授業を振り返って」

日比和子さん(大和市立引地台中学)

日比先生の授業には巧みな技とさりげなく新しい試みが入っています。今回もMonthly Topic Writing、京都でのインタビューなど、着実に力になる取り組みがありました。
(1)プラス1時間の工夫
・ 1時間を4分割:4時間を通常授業とし、授業の始め10分をBasic Englishの時間に充当。成績は通常の3時間分とBasic Englishの1時間分と別に評価。
(2)総合学習の取り組み
・ 学年テーマ:「国際理解・福祉」がテーマで、具体的には修学旅行(京都)での海外から観光客へのインタビューを行った。
(3)Topic Writingの試み
・ 年間計画:4月「中3になった決意と抱負」、5月「ALTに自己紹介+質問文」、6月「修学旅行の思い出」、8月「私の好きなもの」「最近のニュースについての意見」「貞子への手紙」、9月「運動会を終えて」、10月「自分が選んだ新聞記事についての意見」、11月「卒業後の進路」、12月「日本文化紹介」、1月「日本文化紹介」。プリントに年間カレンダーを載せて○で提出日を提示しておく。

■感想

いろいろな活動を旺盛にされて、生徒の動きがいっぱいあって、日比先生から中学時代に教わっていたらなあと思いました。

(連絡先:中村康雄)
(2007年4月11日)