■ 神奈川新英研6月例会
2006年6月
6月16日、大倉山記念館にて。参加者11名。
●学習
「音読指導のテクニックのいろいろ」
萩原一郎さん(神奈川県立白山高校)
実際の音読指導を「音読のバリエーション〜読みからSpeakingへ」(8000円)で視聴し、ワークショップで体験しながら、授業で使える様々な音読指導の方法を学習しました。
実際の音読指導を「音読のバリエーション〜読みからSpeakingへ」(8000円)で視聴し、ワークショップで体験しながら、授業で使える様々な音読指導の方法を学習しました。
- (1)音読のバリエーション
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・繰り返し音読させる活動→
- (a) Overlapping
- (b) Buzz Reading
- (a) Speed Reading、Chase Reading
- (b) 声の大きさに変化をつける:「つぶやき読み」「大声読み」「つぶやき読み+大声読み」、Interference Reading。
- (c) 相手に分かるように音読させる→音読リレー、音読&通訳、Listen & Repeat。
・生徒の読みを教師が確認する方法 →Word Hunt/四方読み
等々。
- (2)例会参加者の声
- ・ 中学Iさん:ペアやグループが出来ない状態。個々の「つぶやき」「大声」「ワードハント」は明日からでも使えそう。以前に例会で習った「タケノコ読み」(雨後の竹の子のように、自主的に次々と立ち上がって読む、という活動)もいい。
●学習
『独自テスト、共通テスト、統一テストの問題点を考える』
関口昭男さん(県立田奈高校)
- <テストとは?>
- テストの意味:生徒の授業理解度を測る(例えば2ヶ月以内のものを50分で測る)/教師の教え方を振り返る/同一科目評価の一定の基準とする。
- 実際のテスト:オーラルTではリスニング30分+筆記30分。
- 実際の評価:テスト70%+平常点30%(提出物やノート)。
- テストの分類:「独自テスト」(個人が作成。作成時間や範囲が自由だが、ミスが生じやすい)、「共通テスト」(70%は共通にする。複数の目で検討するので質が高まるが、作成時期が早まる)、「統一テスト」(授業プリントも共通に出来る、作成回数が減るが、個性ある授業がしにくい)
- <ワークショップ>
- 教科書『New World II』の一部を使ってテストを作るとして、どういう問いをするか、考えました。
「The doctor said Tobias will develop slower than other children. 一カ所区切るならどこ?」
「We have 46 chromosomes. But Tobias has an extra one. ここでoneを英語で言い換えると何?」
「文を抜いておいて、どこに配置するかを問う」
「トビアスを障害児のいる施設に連れて行こうと思っている、と両親が話すシーンでNo!とみんなが言う。そこで『何が嫌なのですか』と発問する」
など。
- 教科書『New World II』の一部を使ってテストを作るとして、どういう問いをするか、考えました。
■感想
- テストの作成について、テストをする意味を考える機会になった。統一テストは公平なようだが、教師の自主性も尊重できるよう何%かは独自の配点部分を持てる「共通テスト」にするのはどうか。
(連絡先:中村康雄)
(2007年1月7日)