■ 神奈川新英研3月例会
2006年3月
3月例会は25日(土)、大倉山記念館にて、参加者13名で。
●実践報告(中学)
「継続的な表現活動の取り組み−3年間を見通した指導−」
城由美子さん(蕨市立東中学校)
城先生の授業には「計画に基づく展望」と「安心」があります。4技能をバランス良く学べる教材の工夫、到達点になる高校入試の問題形式を視野に入れた学期ごとの定期試験…、こういった教材にプラスされる城先生の温かな「まなざし」。生徒は安心できる3年間を過ごしたと思います。計画はかくあるべし、という実例を示してくださいました。
<授業実践>・話す活動
「Let’s Talk!」と題して映画「ハウルの動く城」を観に誘われたが、もう観てしまったので、別の映画に誘うという設定で、5分間ペアで話すが、その間に教員がモニターする。その間に聞けなかった生徒に関してはピックアップして全体の中で会話させた。
城先生の授業には「計画に基づく展望」と「安心」があります。4技能をバランス良く学べる教材の工夫、到達点になる高校入試の問題形式を視野に入れた学期ごとの定期試験…、こういった教材にプラスされる城先生の温かな「まなざし」。生徒は安心できる3年間を過ごしたと思います。計画はかくあるべし、という実例を示してくださいました。
<授業実践>
- ・書く活動
- 書こうと思わせる工夫:「僕の、私の自慢話」と題して【現在完了形】で「〜したことがある」という経験を書かせる。「あなたもNegotiator!」と題して恵子ちゃんを買い物に誘うという想定で自分のいいところをアピールする文を書かせる。等々。
■参加者の感想
- 中学校3年間での実践報告がとても良かった。毎時間の授業に工夫があり、授業を受ける生徒が楽しく活動している様子が思い浮かぶようでした。城先生ご自身の努力と研究がすばらしい結果になっているように思いました。「話す活動」と「書く活動」が効果的につながりがあって、実践されていることに感銘を受けました。
●実践報告(高校)
「自信をもって英語らしく読む、教科書を使った音読指導」
黒澤進さん(県立希望ヶ丘高校)
発表時間が少ない中、ビデオとテープで生徒の音読の変化も聞かせてくださいました。
<実践>
発表時間が少ない中、ビデオとテープで生徒の音読の変化も聞かせてくださいました。
<実践>
- ・「英語はビートだ」と題したプリント教材
-
- リズム:He told me that there was an accident.
- イントネーション(声の高低):Yesを下降調で言えば「いいです」、上昇調で言えば「いいですか?」の意味。
- 連結:Will you stop it?[ウィルユー ストッピッt]
- ・ アンケート
- 「英語のリズム、イントネーション、音のつながりなどの英語の特徴および、内容語・機能語を学んだ後、英語の読み方のコツが分かるようになりましたか」などを生徒に訊いた。
「『英語はビートだ』が英語の特徴をわかりやすくまとめてあって勉強になりました」
「今回少し英語の上手な読み方を教えてもらってコツがわかるようになった」
■参加者の感想
「機能語」と「内容語」、この2つが必要ですね、話すのにも聞き取りにも、そして理解し、理解される英語を使うにも。当たり前の言語の特徴がわかりづらいのは右脳によるとか…、いろいろな情報が得られました。
(連絡先:中村康雄)
(2006年8月27日)