■ 愛知新英研2月例会
2006年2月
新村さん宅で参加人数8人。
<レポート>丹下加代子「子供たちがどのようにして成長したか」
丹下先生は、今年現在の学校に赴任されました。初めての集会で3年生だけがぐちゃぐちゃで、この子達を担任するのかと唖然とされたそうです。 四月は授業が成立せず、子供たちが先生を越えている状態でした。
まずは、「集中させる」ことでした。そして、次第に子どもたちの溢れるエネルギーを、興味を引きだす課題にむけました。そのとき子どもたちは初めて人の話を聞くようになる。やがて子どもたちは、興味を引かれることをどんどん調べ発表し、疑問を投げかけさらに学習を深め、世界の中の人々、歴史の中の人々、世界の言語の中の日本語、英語を見出していく。
このような取り組みを経て、先生が今感じておられるのは「この子どもたちの素晴らしさを表す言葉がない」という実感を持つということでした。
丹下先生の実践を聞いて「人を成長させるもとは、『自分を肯定できる』ことであり、教師の役割は子供をよく見て、そのために必要な言葉を投げかけていくことなのだと思いました。
(連絡先:栃木清子)
(2006年 7月29日)